ｘｘｘ ページ10
「ってかAの今回のテストの順位ウケる」
「うるさー」
「また最下位居やったん？笑」
「いや、183に上がっとるんよ」
「は？優秀か」
と言う仲間達、まぁ、仲良く最下位争いしてた中だし、トンちゃんは誤差と言った順位も皆からここの子達からすれば優秀
高三なのに受験やら就職を気にせず遊び惚けてるのは私達くらいだと思う
きっと卒業後もろくな人生歩まないんだろうし今だけでも楽しくありたい
「なんで今回は勉強したん」
「んー、なんか必死に教えてくれとるトンちゃん見てさ、少しは本気で頑張ろうかなとか思ったんやけど…駄目やわやっぱり勉強は私に向いてへんわ」
「勉強とか一年の一学期で捨てたわ」
と言い笑う仲間達と笑い合う
トンちゃんと勉強してた時は少し頑張ってみようかなと思ったけど、頑張るには遅すぎるし、やっぱり私には無理
今回もうすこし順位が上だったら次も頑張ろうとかも考えたけど、まぁあれが実力よなぁと思いながら寝転がった
「で、優等生くんとは何処までいったん」
「あーほ、勉強しかしてへんわ」
「つまんなー」
「トンちゃんはそう言うんちゃうから」
「じゃあどういうのなん、最近遊びにも来んし優等生で遊んでんかと思うたわ」
「遊びやない」
「うっそ、本気！？」
「ちゃう！もう、寝る」
と言えば勝手に勘違いをしたその子が他の子に言いふらすのを無視して目を閉じた
トンちゃんとはそう言うんやないし、遊びでもないし、と言うかほんと二人きりになっても勉強以外しないし目も中々合わんし
かと言うて好きとかでもない、と言うか私なんかがトンちゃんを好きになっても報われないのは目に見えてる、どうせ高校卒業したら会えなくなるし
なんて思っていると開くはずのない屋上の扉が開き皆固まる
ここ使う先生今は授業のはずなんやけど
「あ」
「うっそ、優等生くんや〜ん！姫のお迎え〜？」
と完全に新しい玩具を見つけた子供の様に馬鹿にしながら楽しそうに話しかけて一気にトンちゃんを囲む仲間達
そしてトンちゃんは思った通り戸惑いだす
「なんで来ちゃうかなぁ」
「Aに、その、あれや！そう、授業に来いって言いに」
と言えば真面目〜と茶化されるトンちゃん
ほんとこういうノリ似合わないよなぁと思いながら手を取り扉の方へと向かう
「備品室は俺予約しとるから他使ってな〜！」
「使わんわアホ」
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彩心(プロフ) - アンバさん» ありがとうございます！確かに、そこらへん困惑してしまうのが短編集の弱みですね笑 (2021年3月15日 11時) (
レス) id: bc0d44180c (このIDを非表示/違反報告)
アンバ(プロフ) - 新作おめです!!夢主の名前がshoさんとknさんで変えて無かったから一瞬複雑な関係が私の脳の中で捏造されてしまった() (2021年3月13日 19時) (レス) id: fdf2f38ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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