ｘｘｘ ページ11
「A、A！」
「黙って」
と俺の手を引き何処かへと向かうA
「備品室駄目だから…資料室か」
「！？、え、いや俺はそういう」
「黙って」
と謎の圧に負け黙り込んでしまう
嘘やろ、え、嘘やろ
俺は別にそんな淫らな行為をしたくて来たわけでもないし、なんなら大先生に言われ来たはいいものの、何も考えてへんかったし
と頭の中でぐるぐると思考を巡らせてると資料室に連れ込まれる
「トンちゃん」
「ぅえ！？あ、いや、ちゃう！ちゃうねん！ほんまにまだそう言うんは！と言うかやっぱりそう言うんは好きなやつと…」
と必死に訴えかけてるとAの大笑いで遮られる
え、なんで笑われとるんや
「マジで笑うんやけど、こっちだってそういうんやないわ笑」
「え、あ、そう…よな、そうよな！」
「…とか言いつつ本当はそういうんやったらどうする？」
「へっ！？」
と少しすり寄ってきたAに対し情けない返事をしてしまう恋愛経験ゼロ満載な俺を見てまた笑い出すA
「お前…そうやって揶揄いよって…」
「いやぁ、ほんと笑う」
俺かて別に、そういう気になればこいつにぎゃふんと言わせることやって出来る、うん、まだその気になっとらんだけで、出来る、きっと、多分
「でもなんでここ」
「だって今から授業とか無理、皆に見られるしおかしいじゃん」
「まぁ、そうやけど」
と渋々答えると奥にあるソファに座り隣をトントンと叩く彼女、きっと隣に座れと催促してるんやろう
大人しく隣に座れば嬉しそうに笑う彼女、そんな笑顔に胸が高鳴る
「そうやなぁ、やることないし、個人授業でもする？」
「個人授業？」
「そうそう、次のテストに向けてーってまぁ誤差範囲の順位上げしかできんけど」
と自虐的に笑うA、朝ちゃんと褒めてやればよかったなと後悔する
「…朝は酷いこと言うたけど、普通に順位あげたんは凄いと思う…わ…」
「…、じゃあご褒美頂戴よ」
「はぁ！？」
「あ〜、Aちゃん今日の朝めちゃくちゃあの一言で傷ついたんだよなぁ〜！」
と下手な演技と共にちらちらとこちらを見ながら言うA
でもまぁ、ご褒美と言うてもこいつアホやしお菓子奢れとかそんなんやろうからええか
「ええよ」
「なんでも？」
「出来る範囲で」
と言えばケチーと言われるが無視して何が欲しいのか聞く
「デート」
「へ？」
「ご褒美に週末デートしてよ」
「はぁぁぁ！？」
高校三年、二学期、ついにこの恋動きました
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彩心(プロフ) - アンバさん» ありがとうございます！確かに、そこらへん困惑してしまうのが短編集の弱みですね笑 (2021年3月15日 11時) (
レス) id: bc0d44180c (このIDを非表示/違反報告)
アンバ(プロフ) - 新作おめです!!夢主の名前がshoさんとknさんで変えて無かったから一瞬複雑な関係が私の脳の中で捏造されてしまった() (2021年3月13日 19時) (レス) id: fdf2f38ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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