第16話 柱と柱 ページ19
*
貴「???」
あ、Aさん驚いて首傾げてる。
お館様に呼ばれて座敷に出て最初に思ったのがそれだった。
産「Aはよく知っているね
今日から霞柱になった時透無一郎だ
仲良くするように」
貴「えっ?聞いてないよ?」
無「うん、言ってないから」
貴「なんで…?私嫌われちゃった…?」
無「ううん、Aさんを驚かせようと思って」
僕達のやり取りを見てお館様はニコニコしている。
僕もAさんがびっくりしてて嬉しい。
胡「Aさんの継子さんですよね?」
貴「そうです…」
宇「刀握って2ヶ月で柱になるとは派手に強そうじゃねぇか!」
煉「うむ!1度手合わせ願いたい!!」
貴「お二人とも無一郎くんに手を出すならまず私を倒してからにしてくださいね」
不「(あいつが前話してた奴かァ)」
甘「(14歳で柱だなんてお強いのかしら…
カッコいいわ…)」
悲「若き命…摘まれないことを祈る……」
貴「そこ!無一郎くんは負けません!!」
僕を見た柱たちのわちゃわちゃした様子(主にAさん)を見て、お館様は皆と仲良く出来そうで安心だと僕に言った。
その後、僕を混じえた柱合会議が始まった。鬼の出没場所、鬼殺隊全体の風紀や力量のバランスの対処方法などを話し合う。
産「───じゃあ今日の柱合会議は終わりにしよう
皆、ご苦労さま」
「「「御意」」」
部屋からお館様が退室すると、Aさんが瞬きする間に僕の目の前に来ていた。え、早い。目で追えなかった。
すると僕の両肩を掴み、前後に揺すり始めた。
貴「無一郎くん!!
いくら驚かす為とはいえ師範である私に報告しないのはどうかと思うんだ!!!」
無「ごめんなさい、Aさん」
貴「言ってくれればお祝いのご馳走作ったのに!」
無「ごめんなさい」
ぐわんぐわんと揺れる頭。
稽古で鍛えられてるから気持ち悪くはならないが、失敗したな。Aさんが作ったご馳走様食べれるなら1番最初に言えば良かった。
貴「もう!帰ったら急いで作るから!」
無「!」
Aさんが作ったご馳走…楽しみ……
この時の僕は顔には出ていなかったが、まわりに花がぽやぽや咲いていたらしい。
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鬼滅大好きもち - 中学一年の私自身むいくんが最推しなのでこの小説を読んでると心がホワホワします。むいくんと恋仲が私的に思ってないので師範面から過ごす話の小説を探していてやっとお気に入りの小説に出会うことができました!とてもいい作品を作っていただきありがとうございます! (2019年12月27日 10時) (レス) id: 08fa144c19 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - 鬼滅隊じゃなくて鬼殺隊ではないでしょうか?間違いだったらごめんなさい。 (2019年11月17日 18時) (レス) id: f2976f8dda (このIDを非表示/違反報告)
時紀(プロフ) - 岬さん» ひぇ…恐縮です……私も岬さんから温かいコメントをいただけてキュンキュンが止まりません…ありがとうございます…… (2019年9月2日 15時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
岬 - わぁ……閑話めっちゃ……もう……囁かに甘くてキュンとしてしまいます……むいくんが柱になってからは、夢主さんに甘える機会が少なくなったように見えますし、こんなふうに甘えてるのを見るとキュンキュンが止まりません……ほんとに時紀さんの小説で、生きてます…… (2019年9月1日 21時) (レス) id: 7d9b2a2f36 (このIDを非表示/違反報告)
時紀(プロフ) - 李詩さん» 無一郎くん喋りましたねぇ、動きましたねぇ、かぁいかったですねぇ。作者もとっても幸せです。一緒にキュンキュンしましょう……! (2019年9月1日 0時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あたた | 作成日時:2019年7月23日 23時