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26. ページ27

「髪も毎日触らせてるって事だよね??」


『えっそ、そうだね、うん』




「なにそれ意味わかんないんだけど」




いやごめん私も全く意味がわからない!!!



なんで無一郎くん怒ってるの!?
ほんとによく分かんないんだけど!?



「今度から僕が全部してあげるから其奴呼ばないで」


『エッ』



「なに?文句でもあるの?」


むんっと口をへの字にして炭治郎が結んでくれた髪を解こうとしてくる無一郎くん。



その手をなんとか押さえ、ちょびちょび距離を取っていく。



『も、文句もなにも、無一郎くん怪我してるじゃん!
治るまでは炭治郎に手伝って貰うから大丈夫だよ!
無理しないで休んでて!』



ね?!と苦笑いしながら言うも、納得していない様子。
なにがそんなに不満なの!!!?



「………胡蝶さん呼んでくる。
今すぐ怪我治す薬作ってもらう。」



『はい!!!?』




怪我してめちゃめちゃ痛いはずの体で
無理に立ち上がろうとする無一郎くんを必死に落ち着かせ、

とりあえずしのぶさんを呼んできた。






_______

_____

___




「そんなものありません」



ですよね。




「じゃあ痛み止めを……」



懲りず、私の身支度やら何やらを手伝いたい無一郎くん。

久々にこんなに誰かと話す無一郎くん見た気がする。



そんな無一郎くんに はぁ、と溜息をつく
しのぶさん。



「痛み止めは勿論処方しますが………。

時透くん………Aさんを手伝いたい気持ちはよく分かりました。
よーーーーく分かりました。
それはもう痛いほど伝わりました。


ですが、彼女を介抱してくれる人が貴方以外にも居るんですから、
我慢して自分の怪我を治すことを優先して下さい。」




「………はい」



顔を酷いくらいに歪め、渋々頷いた無一郎くん。

そんな彼を見て、そういえば、としのぶさんが声をあげた。


「Aさんの隊服を洗う時にこんなものが出てきたんですが、これって西の方で有名な薬屋が作ったものですか?」




そう言って、しのぶさんが懐から取り出した丸い団子のようなもの。

例の千と○尋の神隠しに出てくる苦団子そっくりのやつだ。

そういや無一郎くんにあげてくれって鬼に言われてたじゃん。忘れてた。


『それ、倒した鬼が無一郎くんにあげてくれって投げてきたやつです。

私使い方分からないので使ってください』




「あら、そうですか?分かりました。
良かったですね、時透くん。」




「はぁ………?」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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美穂(プロフ) - また更新楽しみにしてます (2022年7月24日 13時) (レス) @page28 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
f,s - ヤバい!無一郎君神! (2020年3月1日 19時) (レス) id: 567bb0e9d7 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いですね♪続き楽しみにしてます! (2020年1月18日 21時) (レス) id: 059c2de8f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - どうもゆめです!...無一郎君カッコいい...。頑張ってください! (2020年1月6日 15時) (レス) id: 656f6aada7 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 好き…………滅茶苦茶好きです…………無一郎くん尊 (2019年12月5日 13時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐみるく | 作成日時:2019年9月2日 0時

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