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25. ページ26

「____ねぇなんで時透くんなの?
無一郎くんって呼んでくれたじゃん。」



『いやあれは間違えちゃったみたいな!?
ほら柱に敬語使ってない時点で相当ヤバい感じなのに更にくん付けでさ!

名前呼びなんてしたら時透くんファンに殺されそう…………。』



恐ろしや、なんて言って自分の腕を摩る。

アッ右手激痛走った忘れてた。



なにやら眉間に皺を寄せ、可愛いお顔を歪めた時透くん。
なんとなく怒った雰囲気醸し出してて非常に怖い。



「僕のファンとか意味わかんないんだけど。
別にAはひとつ屋根の下で暮らしてるんだから問題ないでしょ。

もしAに兄弟がいたとして考えてよ。

苗字でくんつけて呼ぶわけ?」



『………呼びません』



正論すぎて言い返せない。



ほら見ろと言わんばかりの目を向けられ、敗北を感じた私。

そもそも時透くんとは家族じゃ無いんだけど、と言いそうになったけど
なんか怒られそうだからやめておいた。




『………むいち、ろうくん』



改めて呼ぶってなると恥ずかしくなり、頬だけでなく耳までじんわりと熱い。



そんな私を見てはにかむとき…………無一郎くん。



「うん」



これからそれで呼んでね、と言い、頭を撫でてくれた。







「………ところでその髪、誰がやったの?」



右手怪我してるAには無理だよね?と、
いつも以上に丁寧に編み込まれている私の髪をつつきながら尋ねてくる。



これはあれですよ。彼です。長男だからな!の彼です。



『炭治郎がやってくれた!
やり方教えたらすぐできるようになって、
毎日やってくれるの。』




にこにこ説明すると、突然すんっと真顔になる無一郎くん。
顔怖い顔怖い。



「誰それ」



『同期の男の子だよ。
無一郎くんも見た事あるはずだけど………』




まぁ無一郎くんの事だ。
1回や2回…………ていうか何度会っても覚えてない人は覚えてないだろう。

私のこと覚えてるのが不思議なくらい。




『私が目覚めてから、毎日 身支度手伝ってくれて、無一郎くんの所までおぶってくれたんだ。』




そう言うが、さっきから顔つきが変わらない………いや、どんどん悪化してってる。


何故??

何がダメだった???

私の説明じゃ伝わらないってことか?!



失礼なやつだな!?(※まだ何も言ってません)





「……毎日?身支度??おんぶ???は????」




怖い怖い怖い!!!!!

1個ずつ?が増えてくのが余計怖い!!!!




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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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美穂(プロフ) - また更新楽しみにしてます (2022年7月24日 13時) (レス) @page28 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
f,s - ヤバい!無一郎君神! (2020年3月1日 19時) (レス) id: 567bb0e9d7 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いですね♪続き楽しみにしてます! (2020年1月18日 21時) (レス) id: 059c2de8f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - どうもゆめです!...無一郎君カッコいい...。頑張ってください! (2020年1月6日 15時) (レス) id: 656f6aada7 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 好き…………滅茶苦茶好きです…………無一郎くん尊 (2019年12月5日 13時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐみるく | 作成日時:2019年9月2日 0時

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