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1. ページ1

『はい?』



「同じこと二度も言わせないでくれる?

………君は鬼なの?」






『いや確かに私は青鬼と書いてあおきと読む苗字の者ですけど正真正銘の人間ですはい。』





ていうかここはどこだ。



あれ、ついさっきまで夏休みを満喫すべく、ぼっちで山に登って、足のつかない川行って。

石乗っかりながら体育座りしてぼーっとして。

そろそろ帰ろうと思って立ち上がった時、思いっきり足滑らせてドボンと川に落ちて。

死ぬわと思いながら、娘を置き去りに旅行に行きやがった親に、カップ麺全部食べ尽くしたこと謝りながら意識失って。








_____目が覚めたら、知らない天井だし。


起きあがってみると、なんか書き物してるロン毛の可愛い女の子おるし。


突然その子に鬼かと言われるし。





「………なんだ、人間か。

金色の髪に青い目で、日本人の顔立ちじゃないからてっきり鬼殺隊の隊服纏った新手の鬼かと思った。」



『いやいやいやいや!!!
今時ハーフってもんがいるでしょ!!!?

ロシアと日本のハーフだよ!!!

てかさっきから鬼鬼ってなに?!物騒すぎじゃん??!発想がえぐいね!!!?』




さっきまでお淑やかに(??)やり過ごしていたけどさすがにこれには驚いたため、ついつい本性が出てしまった。

いやしょうがないよね??

鬼とか言われたら誰でもびっくりしちゃうよね??



私が一気に喋ると、ちょっと顔をしかめた少女が、不思議そうに首を傾げてきた。



「…………はーふ……?ろしあ………?

えぐ…………え?何言ってるの?」




……………えっ。

まって。どういうことですか??

あっ思考回路停止しそう私もよく分からない。

百歩譲ってえぐいが分からないのはよしとしよう。
えっでもハーフとロシアはさすがに常識内では?
英語だよハーフって。半分だよ。
ロシアに関しては国だよ。でっかいとこだよ。



……………まって寝間着が着物みたいな浴衣みたいな見た目のよく分からない柔らかい生地のものなんだけどそんなことある??

パジャマ………え?

や、私ジャージで寝てたけど。

それによく見ると部屋の造りが和というか。

ありがちだけどしても本格的というか。





話が噛み合わなすぎてお互い停止。

しばらく沈黙が流れ、もしかしたら私時超えたのではという考えに行き着き、口を開いた。


『………令和元年だね』



「………れいわ……?
……今は大正だけど…。」






アッコレ私がズレてるやつだった。

2.→



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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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美穂(プロフ) - また更新楽しみにしてます (2022年7月24日 13時) (レス) @page28 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
f,s - ヤバい!無一郎君神! (2020年3月1日 19時) (レス) id: 567bb0e9d7 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いですね♪続き楽しみにしてます! (2020年1月18日 21時) (レス) id: 059c2de8f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - どうもゆめです!...無一郎君カッコいい...。頑張ってください! (2020年1月6日 15時) (レス) id: 656f6aada7 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 好き…………滅茶苦茶好きです…………無一郎くん尊 (2019年12月5日 13時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐみるく | 作成日時:2019年9月2日 0時

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