薄桜鬼〜私は鬼で貴方は隊士〜

浪士の企み２ ページ40

「なんだなんだ、このいかにも人相の悪い野郎たちは？」
「見ての通りだよ。こいつら、新選組の屯所を襲撃する計画を立ててるんだってさ」
「そりゃまた、結構なこった。計画の円滑に進めるにゃ、綿密な計画ってのが必須だからな。だけどよ？俺たちの馴染みの店で会合を開くだなんて、間抜けにも程があるんじゃねぇか？」
「構わねえ！！全員やっちまえ！！新選組幹部の首を手土産に凱旋するぞ！」
そこから戦いが始まった．．．
「(近藤さんと千鶴がいない．．．少し安心した．．．)」
近藤さんは局長だし．．．千鶴ははっきり言うと戦力にはならない．．．
いくら小太刀の道場に行ってたとしても多分千鶴には覚悟がない．．．
まぁ．．．私も言えたもんじゃないけど．．．
あの時羅刹を斬った時は必死だったし．．．
いま人を斬れと言われても多分私には斬れないと思う．．．
「っ！？A！！あぶねぇ！！！」
「姉ちゃんよ、協力してくれな」
私の前には一人の浪士．．．
「．．．なるほど．．．お侍はんうちを人質に？」
「おぉ、最低な奴だな．．．女に手を出すなんて」
「原田はん！うしろ！！」
「おっと！」
左之さんは後ろにいた浪士にすぐ対応した
「ちっ！ほら！！こい！！！」
「．．．女に刀を向けるなど．．．」
「は？」
「お侍はんやることやないどすぇ？」
あ、勘違いしないでね？
浪士のお腹を殴っただけ！
「おー、すげーな」
「原田はん．．．」
そんなこんなだったけど
大乱闘の末
平助達が勝利を収める

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