検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:46,461 hit

浪士の企み ページ39

え?
なんで反対だったの?
「綺麗になったおまえの姿を見られるっていうから、こうやってノコノコついて来ちまったけど...やっぱ、おまえがこんな所にいるなんて駄目だ!俺は絶対に間違っちゃいないはずだ!」
「いや、それは間違いとか正解とかないでしょ...」
そんな言葉は平助にはとどいていないようで...
いつの間にか店の外、そして出たところには、数人の浪士達の姿があった
「...新選組の幹部の連中がこの店に入ったのは間違いねぇんだな?」
「あぁ、絶対に見間違いじゃねぇ。今頃酒かっ食らって、いい気分になってやがるはずだ。」
「なるほど、奇襲をかけるなら今のうちってことか。」
小さい声だったけど聞こえた彼らの会話...
「奇襲」という言葉から不穏なものを感じ取った平助は声を低くしながら尋ねる。
「なんだ?お前ら。何の話してやがる?」
その浪士達に...
「なっ!?」
驚きの表情を浮かべた後、浪士達は眉をひそめて...
「こっこいつ、さっき店に入った新選組の一味だ!」
「もしかして、屯所襲撃の話しが洩れちまったのか...?」
「屯所襲撃」その言葉を耳にした平助の顔に緊張が走る
「屯所...襲撃だって?」
「構わねぇ!!やっちまえ!!殺すのが早いか遅いかの違いだけだ!!」
威勢の良い声と共に、浪士達は一斉に刀を引き抜く。
「おうおう、いい度胸してんじゃねぇか!」
そう言って平助は刀に手をそえる
「新選組八番組組長 藤堂平助の前で刀を抜いたってことは...覚悟はできてんだろうな!?」
その言葉を言った後平助は一息で刀を引き抜いた。
「...平助、私も...」
「いや...お前は店の中にいろ。大丈夫だこんな奴ら俺一人で十分だ。」
「けど」
少なくとも10人はいる...
「それに...そんな重い着物でいつもどうりに動けないだろ?」

たしかにそうだけど!

と、言おうとしたときだった
「おいおい、平助戻って来いってなに彼女を連れだしてんだよ」
「ったく、お前の気持ちもわからねえでもねえが、しょうがねえじゃねぇことじゃねえか」
私たちを追いかけてきた新八っつぁんと左之さん、そのときは呆れたような顔をしていたけど平助を取り囲む浪士達の姿を目にして緊張をみなぎらせる

浪士の企み2→←ヤキモチ2


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 歌鬼 , 藤堂平助   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

斎藤ようこちゃん(プロフ) - これからも、応援しています。 (2015年8月9日 19時) (レス) id: 1691f9618d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» はじめまして!ありがとうございます!! (2015年8月9日 18時) (レス) id: 82261a68a5 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 初めまして。凄く面白かったです。 (2015年8月8日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 天ノ華さん» ありがとうございますwまさかのまたですか....恥ずかしい(´・ω・`)なんていう番組かわかりますか?? (2014年9月14日 18時) (レス) id: 2224d78de9 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ華 - 新撰組のTVを見ていたら、貴方の宣伝があり見ました。おもしろいです。 (2014年9月14日 17時) (レス) id: 3cc88b853d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サクラ | 作成日時:2012年6月17日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。