薄桜鬼〜私は鬼で貴方は隊士〜

ヤキモチ２ ページ38

「えっと．．．お手柔らかに．．．ってあれ？み、みなさん？！」
千鶴が現れた
「千鶴ー！」
「Aちゃん！遅かったから心配したんだよ」
そう言って千鶴が私のとこに来るんだけど．．．
「千鶴ー！こっちで酌してくれ！」
「あ、はーい．．．！！」
そうして残念そうに去っていく千鶴はなんだか可愛かったｗｗ
あ、忘れてた！
「で、平助はさっきなにを言おうとしてたの？」
「え．．．と。な、何つぅか、その．．．」
少し間があってふしぎに思っていると
「や．．．やっぱ駄目だ！！お前がこんな所にいるなんて、我慢できねぇ！！」
その叫び声と共に、乱暴な手つきでまだお酒の入った盃を膳へと置く
「えっと？平助？どーゆう？」
「だから！ お前がそんな格好して島原にいるなんて．．．嫌なんだよ！！」
そういう平助の顔は傷ついた顔をして
「でもさ？これ、無理やりとはいえ仕事だし．．．」
「それは．．．そうだけど」
「なに？きこえな．．．」
「だぁぁあ！やっぱお前がここにいるなんて駄目だ！！」
そう言って平助が私の手首を掴んで座敷を飛び出す
だけど私は理解できずに戸惑ってる．．．
「あ、あのさ！平助どこいくつもり！！？」
「決まってんだろ！屯所に帰るんだよ！」
「で、でも私まだ隊務の途中で．．．！」
「俺は始めっから反対だったんだよ．．．」
「え？」
どういうこと？

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