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グリムとエースくん、そして監督不足として私も合わせて、皆で仲良く罰として窓拭き100枚を命じられました。
まあ石像を焦がしてそれで済むならお安いものだ。
そして現在は集合時間の放課後。
学園長に指定された通り、大食堂でエースくんを待っているのですが…
「……………」
『……………』
「……………」
『……………』
「……いくらなんでも遅すぎるんだゾ！？」
どれだけ待っても、彼の姿は一向に現れない。
元はと言えばエースくんからふっかけてきた喧嘩だったのに…まさか、逃げたとか言わないよね？
もう我慢の限界がきた私とグリムは、彼を探すため校舎内へと向かった。
『あんのガキ……見つけたらシメる』
「オマエ、たまに悪人ヅラになるの何なんだゾ……」
『え？やだな気のせいでしょ？♡』
・・・・・・・
・・・・・
・・・
「こーーーらーーーー！！！」
「げっ！！見つかった！」
結局、エースくんはサボりでした。
教室の肖像画に聞いた情報から、それぞれの寮に繋がる鏡舎まで追いかけて来た。
そこにはちょうど彼の姿があって、グリムと捕まえる為に走り出す。
このままじゃ逃げられる、と思った矢先。
エースくんの進行方向にちょうど通行人がいるのが見えた。
『その人捕まえてください！掃除をサボる悪い人です！！』
咄嗟に出来る限りの声量で叫ぶと、通行人の少年はあれこれ悩んだ後、
「ええい！何でもいいからいでよ！重たいもの！！」
と、もう投げやりな魔法を使った。
すると大釜が現れて、エースくんはその下敷きになって倒れた。
すごい、ほんと何でもありだな魔法って…
「あいたた……いーじゃんかよ〜、窓拭き100枚くらいパパッとやっといてくれたってさー」
『パパッとできるわけないでしょ！ていうか、これは学園長からの罰なんだから大人しく従っておきなよ』
「罰で窓拭き100枚って……一体君たちは何をやったんだ？」
目元にスペードが描かれている少年が呆れた様に言う。
同感だよ少年。
私も何やってんだコイツら…って思ったよ。
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評価やら順位やらがとんでもない事になってて通知見たときおったまげました(白目)
皆さま本当にありがとうございます。
これからも宜しくお願い致します。
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akne(プロフ) - はじめまして！とっても面白くてワクワクしながら読んでおります！誕生日が自分と同じでちょっと驚きました(笑)更新頑張ってください！ (2021年6月29日 21時) (
レス) id: b4edb87e83 (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - yu_kunさん» お知らせも出すんですけど、番外編は番外編としてまた作るので、申し訳ないのですがそれまで待って頂けると嬉しいです、、(> <) (2020年8月4日 23時) (レス) id: 064241d233 (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - シャーペンの芯さん» うわあああありがとうございます！！嬉しすぎます(号泣)無い語彙力かき集めて書いてます( ; ; ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: 064241d233 (このIDを非表示/違反報告)
yu_kun(プロフ) - 番外編的なのでゴスマリ読んでみたいです……もう出来てたらすみません！！！ (2020年7月20日 15時) (レス) id: f32b24dbb2 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - もう文才ありすぎですね((((((めっちゃ好きです！！ (2020年7月13日 18時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦子
| 作成日時：2020年6月20日 18時
