ちょっと強くなりすぎた。【hpmi】

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『どうしてこうなった……』





本日2回目のこの台詞。

前回と違うのはゲンドウポーズをしている事くらいだ。





「左馬刻、銃兎、この少女は一体どうしたんだ？」

「拾った」

『誘拐されました』

「ああ、その事ならこちらで揉み消すのでご安心を」

『いや明らかに警察が言っちゃダメな台詞！』





結局怖いお兄さん2人組からは逃れられず、ほぼ拉致られるような形で左馬刻さんの事務所へ。


どうやら銃兎さんは警察のようで、予想通りヤのつく自由業の人だった左馬刻さんとは持ちつ持たれつの関係らしい。

社会の暗部を見ている気がしてならないのだけど、あまり深入りはしない方が良いと思う。


それと、2人が話していた理鶯という人。

彼は元軍人らしい。

この人と左馬刻さん銃兎さんとの繋がりは謎だ。





「まあまあ、あんまり叫ぶと血管切れんぞ？」

『ゔ、』





心底ムカつく顔をする左馬刻さん。

多分、というか絶対あの時の仕返しだろう。

根に持つタイプかコノヤロー。





『……っ、はぁー…そうですね、落ち着きます』

「2人共腹が減っているのか？それなら小官が軽食でも作ろう」

「「！！」」





何とか心を落ち着かせ座ると、今度は銃兎さんと左馬刻さんがすごい勢いで立ち上がった。





「いや！全ッッ然減ってねえから！！むしろフル！！」

「そうですよ！！2人は空腹だから怒っているのではないのですよ理鶯！」

「む、そうなのか？」





…え、何事？


びっくりして固まっているうちに、理鶯さんは左馬刻さんと銃兎さんに説得されて元の位置に戻った。

それを見て安心したように溜め息を吐く2人。





『……？？』





理鶯さんの謎がまた増えた気がした。




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