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その後、屯所で茶を飲み、くつろぐだけくつろいだAが帰るというので、4人が見送りに向かう。
松平『また、何かあったらよろしくぅ。』
A「うん。今回もこんな報酬もらっちゃったけど、
そろそろタダ働きしてやるよ?一回限定でな。」
松平『まぁだ早い。時が来たら、おいさんのリサールウェポンとして動いてもらうからよぉ。』
A「そっ!じゃあ、その時が来ないことを願ってるわ。
じゃあね。またよろしくぅ!」
ひらひら〜と松平に手を振ると、その後ろにいた
近藤、土方、沖田、山崎に向かってニッコリと微笑み
バイバイ。
と口元が動き、颯爽と帰って行った。
山崎『相変わらず飄々としてるなぁAさん。』
あの殺人級の笑顔に特に興味もくれずに山崎は建物の中に入っていく。
が、3人は違った。
近藤『なぁ2人とも……なんかあの顔、見たことないか?』
沖田『近藤さぁん。俺も今、丁度思い出したことがありやす。』
土方『あぁ…俺も全く同じことを考えてた。俺達、あの女に会ったことあるな。』
.
.
.
そうだ。あれは…俺たちがまだ真選組になる前。
浪士組がまとまり、近藤さんが必然的に大将として認められた頃…
土方『なぁ近藤さん。俺たちゃあこんな呑気に団子なんて食ってていいもんなのか?』
近藤『松平のとっつぁんが息抜きしろって連れてきてくれたんだ。今くらいゆっくりしようや。な?総悟。』
沖田『とっつぁん。俺ぁ今、団子よりも茶漬けが食いてぇでさぁ。』
松平『生意気言ってねぇで食えクソガキ。トシィ、お前もだ。ほらマヨネーズかけていいから。腹いっぱい食え!!』
4人で呑気に茶屋で一休みしていた時だった。
A「おばちゃーん!おはぎ一箱分包んでくれないかい?」
そう言って店に入ってきた女を見たとっつぁんが目を見開き、
お前さん…隠の……
と呟いた途端、とてつもない殺気を放たれ、思わず俺と総悟は刀に手をかけたのを覚えている。
それと同時に、一緒にいた銀髪の男も、その女を庇うように立ち、腰の木刀に手をかけていたのが見えた。
A「すまない、銀時。びっくりしただけだ。」
木刀にかけるその男の手をそっと撫でると、今の殺気が嘘のように柔らかく笑う女。
A「おばちゃん!団子4つ追加でもらえる?それは食べてくから!
銀時は団子食って待っててよ。
久しぶりだなぁ。おっさん。場所変えよう。」
松平『生きてやがったかぁ。お嬢ちゃんよぉ。』
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むぎむぎ(プロフ) - MOCAさん» 神コメントありがとうございます!!!更新滞ってしまって申し訳ないですー(゚`ω´ ゚)゚頑張りますね!!! (2月1日 7時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
MOCA(プロフ) - やばば!マジでこの作品神やろ!急に来る夢ちゃんのデレとかマジ最高すぎ。更新頑張ってください!応援してます! (1月27日 11時) (レス) @page30 id: 71d87de2fb (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 紅狼さん» コメントありがとうございます!!好きすぎるなんて嬉しすぎる、、、更新できてなくてすみません。少々お待ちください(T ^ T) (1月7日 13時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
紅狼 - ヤバい、めっちゃ好きすぎる、まぁ、銀さんの奥さんへの愛が溢れすぎて、ずっとニヤニヤしっぱなしでしたw更新頑張ってください。 (1月3日 2時) (レス) @page30 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - kk_さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえるだけでほんとに頑張れます。。。引き続き読んでやってください!! (10月9日 21時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年10月9日 20時