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くそっ！どこだ！！どこに居やがる！
町中探してもAの姿も血の跡さえもねぇ……
「何かあった時、知っててくれた方がいいだろ？」
銀時『はっ……家かっ！！！』
.
.
.
銀時の予感は当たった…
Aの家へと続く路地を抜けると、至る所に血溜まりがあり、
銀時『A！！！』
家の前に横たわるAは、もはや生きているのかもわからないほど血まみれで
身体からだけではなく、口や鼻、目からも出血していた。
銀時『おいっ！！Aっ！！！しっかりしろっ！！』
倒れているAを抱きかかえると、微かに体温が感じられた。
『遅かったな。白夜叉。』
声のする方を振り向くや否や、銀時はとてつもない殺気を放ち襲い掛かろうとするが
銀時『っ！！』
A「ま、て…」
銀時が木刀にかけたその手を弱々しく握られる…
『ほぅ。まだ息があるか。さすがは隠の一族。』
銀時『……てめぇか。Aをやったのは………』
『情けないな、白夜叉。一度ならず二度までも大切なものすら守れないとは。』
A「銀時、、てぇ、だすなよ、、、
テメェに…一個、だけ…言い忘れてた……」
はぁ…はぁ…ともはや息をするのもやっとの状態のAが口を開く。
それと同時にゴフッ…とAから大量の血が吐き出され、
ボタボタと滴るそれを目にした銀時は
喋るなっ！！！
と叫ぶが、聞く耳を持たない。
A「銀時の剣は、、おめぇにゃあ…折られてねぇ……はぁ、はぁ…ゲホゲホっ…はぁ…
ドタマから股間をまっ直ぐぶち抜いて…こいつの中に、、刺さってんだよ……ぎんと、き…舐めんな……ゴホッはぁ…」
『死に際にそんな戯れ事を…女が身の程を知れと言っただろ。』
銀時『だが…お前さん、その女に随分と痛めつけられてんじゃねぇか、、、、
その右腕、もう動かねぇんだろ…？』
『白夜叉。そいつはあと数分保つかわからぬぞ？経絡に私の毒針が何度も刺さっている。
今生きてるのがおかしいくらいだ。
いいのか？ここで私と戦り合えば、お前は満足するだろうが、そいつも、お前も死ぬな。
もっとも、今更、助からないだろうが。』
先程まで銀時の腕を掴んでいた手は、ぶらりと垂れ下がり、
ひどく乱れた呼吸が徐々に浅くなっていく。
銀時『………くそっ！！！』
銀時は全ての衝動を抑え込み、Aを抱き上げると、
その場を駆け出した。
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むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます！！よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました！頑張ってください！ (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎむぎ | 作成日時：2023年9月14日 17時
