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@. ページ35

銀時『ゔぅぅ〜頭いてぇ……Aー…水ぅぅ。』


目を覚ました俺は、昨晩の飲み過ぎによる地獄を味わっていた。


銀時『風呂入りたいよぉ……Aちゃぁん……』


昨日どうやって帰ってきたのかさっぱりわからない…
ひとまず着替えてはないものの、布団まで運んでくれたであろう人物を探す。



銀時『あれぇ…?A??もう仕事行っちゃったのぉ?』



シーン………


やけに静まり返るこの空気が、なんとなく気持ち悪かった。

まぁ今、現在進行形で気持ち悪いんだけど…



銀時『あ"?あれ??』


いつもなら隣に畳まれている布団も、今日は押し入れに片付けられてる。


銀時『A??』


隣の部屋を見渡しても、昨日の夜家を出た時のまんま。
いつもなら片付いてるのに、、、


銀時『おーい。』


台所を覗くと、昨日洗っておいた食器もそのままカゴに入れられっぱなし。
いつも朝食が置いてある流し台にも、何もない。


なんとなく、この瞬間俺は、
二日酔いの具合の悪さなんて吹き飛ぶほどの嫌な予感がした……


その時……
バタバタと階段を駆け上がる足音が聞こえてきて、
俺の動機をさらに激しくさせる。



お登勢『銀時っ!!!!!!』


銀時『ばーさん…』


お登勢『Aは!!Aはどこだい!!!!』


銀時『お、おいっ!!!!それ…って、、、』


お登勢の手に握られているものを見て
全身の血の気が引くのがわかった。



「これは私のトレードマークだ。」
「桜模様の黒い羽織、目立つだろ?」


Aの羽織……


背中部分はざっくりと切れ目が入っていて、
あいつのトレードマークの真っ白な桜模様は、真っ赤に染まっていた……


お登勢『今、客がこれを持って駆け込んできたんだよ!!!
銀時、あんた、何か知らないかい!!??
あの子は、無事なんだろうね!?銀時っ!!!』


銀時『Aっ!!!』


俺はお登勢の手からそれを奪い取り、家を飛び出した。

気持ち悪いなんてもんはどっかいっちまった。
ただ、この嫌な予感だけが消えなくて、胸糞悪い。



『銀時。Aのことよろしく頼んだよ。あの子フラフラしてて危なっかしいんだ。』



ごめん、ばーさん。

昨日、あいつの様子が変なことくらい気づいてたのに…
明日聞けばいいか。なんて、、、



銀時『くそ……死んでたら許さねぇぞ。A。』

@.→←@06《気付く》



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます!!よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました!頑張ってください! (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年9月14日 17時

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