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@. ページ29

ガラガラ……ガタンッ………


ガタガタとAが帰って来た音で目が覚めた。


A「…ッげぇ、ぅげほげほっ……ぉえ……」


銀時『お、おい……大丈夫か??』


A「あぁ…ごめん。起こしちゃったか…。大丈夫だから気にせず寝ててくれ。」


銀時『……なんかあったら起こしてな?』


.
.
.


お登勢『なに?Aの帰りが遅いって?』


銀時『おぅ。帰ってこない日もあったから…合わせると1週間は朝方に帰って来てる。』


お登勢『別に今までだってあっただろ?そんな事。』


銀時『そりゃ、仕事で帰ってこなかったり、明け方に帰ってきたりしたこともあったけどよぉ。なんも言われねぇのは初めてだ。』



ここんとこ、Aは変な時間に帰ってくる。


今日の朝方なんて、うるせぇ音を立てて帰って来たと思ったら、便器に頭突っ込んで吐いてやがった。

のくせに、俺が起きた時にはもう家にはいなくて…
なんも聞けなかったし…


もしかしたら、俺が知らないだけで、毎日そんな調子だったのかもしれない。



銀時『はぁ………』


お登勢『女々しいため息つくんじゃないよ。ったく…
あの子、今吉原で仕事してるんだ。
そんなに心配なら、本人に聞いてやりな。』


銀時『は??ばーさん知ってたのかよ!!』


お登勢『あんたもいただろうが…バカだねぇ。やっぱり聞いてなかったのかい。』


.
.
.


銀時『てめぇの方が頭おかしいんだよ!!ぶち犯すぞゴラァ!』』


A「汚いこと言うな。そんなに突っ込みてぇなら遊郭でも行ってこい。あっ…銀時には遊ぶ金もないかぁ!」


銀時『てめぇ……』


A「遊郭といやぁ。私、次の仕事、吉原に行くんだ。
1週間はかかりそうでさ。その間、銀時1人になるから…そこんとこよろしく、お登勢さん。」


お登勢『そうかい。お前さん、下戸なんだから気をつけるんだよ?』


A「いつの話してんの。もうザルよ。ザル。」


.
.
.


銀時『そんなこと言ってた、、、?』


お登勢『言ってた。』


銀時『……吉原かぁ。』


遊郭じゃねぇか…
なにしに行ってんだ。あいつ。


お登勢『でも…確かにちょっと心配だねぇ。あの子が酒飲んだだけで吐くとは思えないよ………』


銀時『いつ終わんの?その依頼。』


お登勢『1週間くらいって言ってたから…そろそろじゃないかい?』


銀時『そうか。』


お登勢『銀時。』


銀時『あぁ。わかってる。明日までに注意しとく。』

@.→←@05《二章 開戦》



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます!!よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました!頑張ってください! (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年9月14日 17時

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