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@. ページ21

銀時『ちょっと待て。え?お前もしかして…もうここに帰って来ない感じ?』


A「まぁ…銀時がそう言うなら出てくかな。」


銀時『待て待て!!俺まだ文無しなんだけど!?』


A「そうだな。」


銀時『ばーさん。ここの家賃…いくら?』


お登勢『6万だよ。破格だろ?』


A「安いなー。歌舞伎町でその家賃。いいなー。」


銀時『いや、そうかもしれねぇけど…Aちゃぁん…
もう少しだけ。もう少しだけ一緒に暮らそう、、、?』


A「ははっ!素直でよろしい。仕方ない。軌道に乗るまで助けてやる。」


お登勢⦅驚いたねぇ…あのAが、こんな顔する居場所ができちまうなんて……⦆


銀時。家事の当番を決め直すぞ。

……はぁ!?それじゃ、ほぼ俺じゃねぇか!

仕事なくて女に金出させるんだ。そのくらい安いもんだろ。


やんや、やんやと言い合いをする2人を見るお登勢は
心底安心したような表情を浮かべる。


お登勢『A。もし銀時が家賃滞納なんてしたら、あんたの責任でもあるんだ。
その時はあんたん家に追いやるからね。』


A「あー…うちの場所教えとくか。」


.
.
.


銀時『そんなほいほい教えていいもんなのかよ。』


A「何かあった時、知っててくれた方がいいだろ?」


銀時『……そんな時、ないようにしてくださーい。』


A「ここ。」



Aが指差す先は薄暗い路地。


銀時『えっ?なに?君、路地裏に住んでんの?ホームレスなの??家ってあのゴミば、いだいいだいいだい!!!』


A「大人しくついて来い。」


いてて…

仕方なく背中を追うと、
路地の先、少し開けた場所が見えてきて……


一軒の小さな家が建っていた。



銀時『すっげ……なにここ。』


A「隠れ家みたいだろ?」


ガラガラガラ…と扉を開けたAは、どうぞ?と
中に入れてくれた。


入る時チラッと見えた名前…

【彰】【桜】

なんだ。この表札……?


中は綺麗に整っていて、確かにここは、Aの家だと
雰囲気が物語っていた。



A「ついでにちょっと持って帰りたいものあるんだ。
準備してくるから少し待っててくれ。」


銀時『あぁ。わかった。』




あまり物が多くないが、今いる場所よりは生活感がある。


あっ…写真、、、


そこには、まだ幼く、感情のない目をしたAと、
そのガキの頭に手を置き、満面の笑みを浮かべる男が写っていた。



銀時『……随分と歳の離れた兄妹だことぉ。』

@.→←@.



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます!!よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました!頑張ってください! (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年9月14日 17時

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