検索窓
今日:3 hit、昨日:142 hit、合計:109,968 hit

@. ページ14

お登勢『A。あんた今日はもう上がっていいよ。』


A「まじで?」


お登勢『あぁ。最近ずっと手伝わせてたからね。』


A「やったー。じゃあ遠慮なく。
銀時、着替えてくる。ゆっくりしてていいからな。」



そう言って店の奥に入っていくAを、俺はまた無意識に追っていた。


お登勢『あの子があんな着物着るのはここだけさね。』


タバコをふかしながら意味深なことを口にするばばぁ。


銀時『あのツラだ。こっちの方がよっぽど似合うだろ。』


お登勢『まぁ…元からツラだけは一級品だったねぇ。やっと最近、持て余さなくなってきたところさ。』


なんて、少しばかり話していると、いつも通り法被に羽織を着たAが現れる。


A『じゃあ、お登勢さん。また明日。』


お登勢『あぁ…おやすみ。2人とも。』


銀時、行くよ。

と、俺を置いて早足に店を出て行ってしまう。



お登勢『ったく。せっかちだねぇ……
銀時。Aのことよろしく頼んだよ。あの子フラフラしてて危なっかしいんだ。』


銀時『……あぁ。』


このばぁさんは何かわかってるような顔で、俺にそんなことを言った。

軽く返事をして、Aを追うように店を出た。




『お登勢さん!あの白髪の兄ちゃん…まさか!Aちゃんの男か!?!?』

お登勢『違うよ。うちの用心棒さね。番犬が2匹になったんだ。』


.
.
.


A「さむさむ…」


と家に入って早々に居間のストーブをつけ、丸まってるA。


そういえば、


銀時『なぁ俺が布団使ってるけど、Aはどこで寝てんの?もし寝る場所ないなら俺が違うところで寝るから…』


A「は?怪我人が何言ってんだ。大人しくそこで寝ときな。」


銀時『じゃあ、どこで寝てんだよ。』


A「ソファで十分。私、もともとあまり布団で寝られないんだ。
昔の癖…って言っても意味わかんないと思うけど、癖で、落ち着かなくてさ。座って眠りにつく方が落ち着くんだよ。」


だから、気にしなくていい。


そう言いきった顔は、これ以上聞くなと言っていた。



座って眠る方が落ち着く……


俺、これは知ってる。

ガキん頃、俺もそうだったから。



銀時『でもこれから…ここで2人で生活していくなら、、、
そこら辺もどうにかして行こうや…布団で寝ないと、気が気じゃなくても、身体が休まらないだろ。』


A「……そうか。銀時がここに住むってんなら、私も善処しよう。ただ、今日は多めに見てくれ。」

@03《万事屋》→←@.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
302人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます!!よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました!頑張ってください! (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年9月14日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。