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次の日
銀時『あのババァ…人の個人情報をペラペラと喋りやがって……』
新八『いや。未だに信じられないんですけど…銀さん、結婚してたんですか?』
神楽『水臭いアル。なんで早く言わなかったアルか。』
昨日、お登勢が銀時に嫁がいたことをこの2人の前で
口を滑らせてしまったため、ついに知られてしまった銀時は
会わせろと騒ぐ2人に負け、おそらくその人物がいるであろう場所に案内させられていた。
銀時『別に言う必要もねぇだろ。家に住んでねぇんだから。』
新八『だとしてもですよ。僕ら万事屋に来て結構経ちますけど、一度も会わないなんて…不思議で仕方ないですよ。』
神楽『それ本物の人間アルか?銀ちゃんの妄想とか、架空の人物かもしれないネ。』
銀時『失礼だな。ちゃんと生きてる人間だよ。まぁ、俺もそんな頻繁に会わねぇし……てかお前ら、あいつの飯、たまに食ってんだろうが。』
新八『は??』神楽『えっ??』
銀時『たまに、立派な重箱あるの気づかなかったのか?
俺、ちゃんと夕飯に出してただろ。』
新八『あの月に一回、銀さんが散髪に行くと何故か必ず持って帰ってくる…あのお重ですか?』
神楽『銀ちゃんとか新八が作ったご飯じゃないことは気づいてたアル!!あの卵焼き絶品ヨ!!』
銀時『それだよ。それそれ。あいつが作った飯。』
新八『いや…確かになんでかなって思ってはいましたけど…
え?銀さんの奥さんって髪結いかなにかなんですか?』
銀時『いや。ただ上手いから切ってもらってるだけ。
金かかんねぇし。俺も決まって会うのはそんくらいだ。』
新八『だめだ…聞けば聞くほど謎が深まっていく…』
神楽『銀ちゃんは、嫁、大事にしてないアルか?』
銀時『大事にしてるよ……多分。ただなぁ。掴みどころのない奴だから。いっつもふらふら、ふらふら……
どこにいんのかも、何してんのかも、よく知らねぇ。』
新八と神楽は、その人物の話をする銀時の表情が、
少し、いつもよりほんの少し、楽しそうなことに気づいていた。
神楽『銀ちゃん……なんか、キモいアル。』
新八『そんな人がなんで銀さんと結婚なんて……』
銀時『お前らなぁ〜。』
新八⦅銀さんにあんな顔させる女性なんて、この世にいたんだ、、、⦆
なんとなく、銀時は自分たちのものだと思っていた
新八、そして神楽も、
少しだけヤキモチを妬きながら、銀時の隣を歩いていく。
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むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます!!よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました!頑張ってください! (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年9月14日 17時