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28、卒業試験か…オレには関係ねぇ! ページ29

火影様がもう帰ってしまったことにも気づかないぐらい、オレ、イルカは過去のことに思いをめぐらせていた


九尾の事件で親しい人が殺された人はいっぱいいた
だからみんな慰めあって乗りこえてきた
いくつか年上だけど、同じ境遇にあったミズキとオレもそうだった

………いや、違ったか…
ミズキはいつも「オレはもう大人だから全然へーきだ」っつってて、オレがミズキを慰めたことは一度もなかったっけ…

まわりの人はいつもオレに優しかった
まわりの人はいつもミズキに言った「イルカくんに優しくしなさい」って。



……待て待てちょっと待て!!!
今の話の流れマズイぞ!!ミズキが里を恨んでもおかしくないっていう方向の流れになってるぞ!!

いやいや誰もミズキを責めてなんかなかったし!
……慰めもしなかったけど。

違う違う!ミズキは………っっ

…………ああ!!明日は卒業試験なのに寝不足だったらみんなに迷惑がかかる!!
ほほうイルカよお前、ミズキより卒業試験が大事なのか?そんなワケない………っっ!!!だーけーど!!




↑↑↑↑↑↑
キリがないので、イルカ先生の頭の中のこんがらがりを書くのはこのへんで終わっときます





ーーーー




さあ!卒業試験の日の朝!
…なのだが、火影邸でなにやらもめてるような声が……

ナルト「だーかーら!!ミズキ先生はオレを助けに来てくれたんだ!!」

火影「自分を殺そうとした教師を庇うとは…優しく育ったのナルト…!」

ナルト「違ーう!!殺そうとされてなーい!!」

火影「ナルトよ…心配するでない
ミズキは殺すわけではない」

ナルト「牢から出せやっ!!」

火影「ミズキが反省したら…の」

ナルト「反省もクソもねーってばよ!!反省することがねーから!!」

火影「いや……人間生きていると反省することは山ほどでてくる」

………?
なんか話が脱線してるような…

火影「よいかナルト、人生とは…」

ナルト「ンな話しに来たんじゃねってばよ!!」

火影「だいたい、今日は大事な卒業試験じゃろう こんなところで無駄話してる場合ではない」

ナルト「卒業試験よりこっちのが大事なんだ!!」

29、火影邸☆パニック→←27、かつておうみ一族は木ノ葉と敵対した。



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作者名:仲村あ〜子 | 作成日時:2016年7月1日 22時

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