病める時も、健やかなる時も、3 ページ38
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ウォヌ「……ミアネ、ハル」
「……なに？……勝手にゲームデータ消した？」
ウォヌ「消してないよ。……でも、ごめん。俺のせいかも」
……なんだ？急に。
メイクが終わったが移動するのが面倒でそのまま椅子に座ってSNSを見ていたわたしの背後からぬっ、と現れたのはウォヌヒョン。何故か勝手にショボーンとなって平謝りして来ていて、首を傾げる。
別になにもヒョンにはされてない。むしろゴセの収録はこれからだ。……まさかこれから何かするつもりなのか？
と思ったけど「俺のせいかも」の言葉がひっかかって、とりあえず立ち上がり、ヒョンの手を引いてソファに一緒に座る。
……借りてきた猫みたいに素直だな。
ウォヌ「……ジュニに会った？」
「ジュニヒョン？……そういえばまだかも」
ウォヌ「……昨日、クユズでご飯行ったんだよ」
「おー？」
ウォヌ「その時に……、」
ガチャ、とそのタイミングでドアが開く。
人間というのは案外怖いもので、そういう時に限って噂をすればなんとやら、入ってきたのはメイクもなにもかもしっかり整えた、一見するといつもとかわらない、相変わらずキュートなジュニヒョン。
……でも、なぜか目が合うやいなや、迷ったような素振りで目をあからさまに逸らされ、ジュニヒョンはしばらくドアの前でひとり、右往左往……右往左往？そんなところで？いやかわいいけどなにしてんだあのヒョン。誰か入ってきたらびっくりするぞ。
その様子を少し笑いながら見ていたわたしをよそに、ウォヌヒョンから突然「ハルはジュニのこと好き？」という質問が飛んでくる。
「え、うん？もちろん好きだけど」
ウォヌ「どれくらい？」
「……ウェヨ、めんどくさい彼女みたいなこと聞くね、今日のヒョン」
ウォヌ「いいから」
「……んー……」
……どれくらい、か。
でも愛とかそういうのって言葉にできないっていうし、それにジュニヒョンだ。世にも奇妙なムンジュンフィ。何年経っても彼の全ては分からない、それはもちろん誰にも。
でも。
「……なにを言われても、……それが多少のワガママだったとしても、ジュニヒョンならちょーっとくらい無理したって受け止めてあげたいなあ……って思うくらい？そう思えるくらいには、ジュニヒョンが好きだよ」
そう、大好きだ。
ちょっと天然なところも、仲間思いなところも純粋すぎてこっちが不安になっちゃう、そんなところも、ちゃんと。
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テイ(プロフ) - ハルカさん» 最高とのお言葉、たいへん嬉しいです！のんびりではありますが引き続きお楽しみいただけますと幸いです。 (2022年5月20日 10時) (
レス) id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 最高に好みです。これからも楽しみにしてます。 (2022年5月20日 4時) (レス) @page27 id: e5accedd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mtuzu0043 | 作成日時：2022年4月28日 17時
