病める時も、健やかなる時も、4 ページ39
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「ジュニヒョーン」
ジュン「っは、ハル……」
「なんで逃げるの？いつも来てくれるのに。それにさっき、目逸らしたでしょ」
ジュン「……ミアネ。でも今日は僕、そんな気分じゃないから……」
エゴだって、俺は言った。
自分が相手に対して想う、それと同じくらい相手に自分のことを想ってほしいと思う、それはエゴだ、と。
でもそれは悪い意味でも、いい意味でもなんだけど、なんて今言ったってもう遅い。
俺はいつも言葉足らずだと言われる、それはたぶんそう。だってジュニを必要以上に傷つけてしまった。誰よりも純粋で“自分の気持ちにいつでも正直でいられる才能のある”ジュニに、あんな顔をさせるつもりなんかなかった。
「……せっかくジュニヒョンと遊ぼうと思ったのに。わたしと遊んでくれないの？」
ジュン「……！！」
「どう？ウォヌヒョン」
ウォヌ「……あ？」
「あ？じゃないよ。ジュニヒョンの真似したのに。ちゃんと見てた？似てたでしょ？」
ジュン「え、ちょっと待ってハル、僕いつもそんな可愛くないよ？」
「……このヒョン、まさか……ピュアボーイに加えて自分の可愛さにも気づいてない……？」
ジュン「やー！なんだよそれ！僕はピュアボーイでもないし可愛くもない！！」
「ヤ〜またまたあ、謙遜しちゃって」
ジュン「謙遜じゃない！ハルの方がかわいいの！！」
「むぐ、」
ジュン「ね、ウォヌもそう思うでしょ？」
ジュニはそう言いながら、自分の両手で頬を挟んだままのハルを俺の方に向けてくる。
ハルはそのおかげで強制的にひよこ口になっていて、……まあ確かにある意味ではかわいい、けど。
ウォヌ「……かわいいな、ジュナ」
ジュン「……ぼや、」
ウォヌ「……だから、昨日はごめん」
ジュン「……それ、だから、になってないんだけど」
ウォヌ「うん、知ってる」
ジュン「……んもう、別にもういいけど。あと！でも僕はかわいくないからね！！」
……ああ、そっか。俺、あれだったのかも。
ハルのことももちろん好きだけど、俺はジュニのこともちゃんと、好きなんだ。
「……わたしはお邪魔かな？」
ジュン「ヤ！あんで！ハルは僕をかわいいって言った罰として今日は僕の隣ね？」
「うわ〜通常運転に戻ってる〜……」
……好き、とまでは、ハル、お前みたいにはとてもじゃないけど言えない、でももう傷つけないようにしようって、それくらいは俺にもできそうな気がするよ。
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テイ(プロフ) - ハルカさん» 最高とのお言葉、たいへん嬉しいです！のんびりではありますが引き続きお楽しみいただけますと幸いです。 (2022年5月20日 10時) (
レス) id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 最高に好みです。これからも楽しみにしてます。 (2022年5月20日 4時) (レス) @page27 id: e5accedd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mtuzu0043 | 作成日時：2022年4月28日 17時
