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今では初陣を済ませ、義父上が慕っている秀吉様に仕えている。

言葉で言い表しようがないほどの素晴らしい御方に仕え、尚且つ義父上のお役に立てる事がこの上なく幸せだ。

…でも、何だか最近少し退屈だ。


『そういえば義父上。私に何か用があったのではないのですか?』

半「たまには娘との時間を大切にしたいと思ってね。…と言いたいところだけど。実は次の戦の策について、勘のいい君の意見も聞いておきたくてね」

『どのような策なのですか?』


終えたと思えばまた戦。

戦えど戦えど、終わらぬ乱戦。

いずれ訪れる秀吉様の統べる強き平和な未来(世界)の為、私が選んだ道。

自傷気味に内心笑み、義父上の話す策に耳を傾けた。








「……なるほど、そういう手もあったね。やっぱり君に聞いて良かったよ」

『いえ、義父上には及びません』

「何を言うんだい。君は僕の自慢の娘だよ」

『!勿体無いお言葉です!!』

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作者名:まんじゅう | 作成日時:2021年9月16日 22時

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