いじわる。 ページ16
「Aのちびー！ぶーす！！」
「はぁ！？」
「ぶーすぶぅーすっ！」
いつも通りの休み時間。
私に毎日悪口を言ってくる、クラスメイトのさかた。
背が低いことも可愛くないことも、気にしてるのに……。
「わーっ、ぶすが泣くで！泣いちゃうー！あははっ！」
「さかたのバカ！大ッ嫌い！！」
勿論、私は泣いたりしない。泣いたら負けだ。
涙を必死で堪える私の席に、さかたがまたやってくる。
「A、ごめんな？嫌やった？」
「うん、嫌だった」
「……ごめんな？」
「うん」
私がそう言うと、さかたはニヤッと笑った。
「……何？」
「その顔、めっちゃぶす！！」
「……バカ！ほんとにどっか行って！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「A〜」
次の日の休み時間。名前を呼ばれて顔を上げる。
センラくんだ。
席に座る私をニヤニヤ笑いながら見下ろすセンラくん。
「……どうしたの？」
「A、ぶすやなぁーって思って」
「うるさい！センラくんまで！？」
「わー！怒った怒った！！ぶーす、ちーび！！」
さかたと同じように、私に暴言を吐いて逃げ回るセンラくん。
勿論、私はそれを追いかけて教室を駆け回る。
「こっちまで来てみぃ！！」
いつの間に取ったのか、私の机に置いてあった筆箱を振り回してあっかんべーをしてる。
追いかけるけど、机を上手く使われて追いつけない。
……何か、疲れてきちゃった。
私は、センラくんを放って席に戻った。
「筆箱要らんのぉ？？」
「もう、いいよ……。返して……」
言い返しながら、涙が出てきた。
泣いたら、だめなのに。余計に面白がられちゃうのに……！！
そう思うのに、涙は止まらない。やだ、みんなに笑われる……！
「センラ、それ返したりぃや」
声がした方を向くと、口をきゅっと結んでセンラくんを睨むさかたが居た。
「A、泣いちゃったやん」
センラくんは、ごめん、と言って私に筆箱を差し出した。
さかたはそれを見て、私にニコッと笑った。
「……ありがと、さかた。でも、何で？」
いつも、意地悪してくるのはさかたなのに。
「何か、センラがAのことからかうの、嫌やったから。泣かされてんのも、嫌やったから」
そっぽを向いて言うさかた。
「ねぇ、さかた。ほっぺ赤いよ？？」
「赤くないわ！うるさい！！」
更に真っ赤になってる。タコみたいだ。
「なぁ、最近A、太ったな！」
「うるさい！」
やっぱり、さかたなんて大ッ嫌い。
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サク(プロフ) - やさん» 了解しました！こちらこそ理解力がなくすみません。恐らくLIVE仕様などになるかと思いますが是非続編にて書かせて頂きます！素敵なリクエストありがとうございます！ (2019年8月25日 13時) (
レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - サクさん» わかりにくくすみません。坂田さんが夢主に対して嫉妬するという設定です、、！ (2019年8月24日 5時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
はるねこ。(プロフ) - サクさん» いえいえ、、、！素敵なお話をありがとうございます！！思っていた通りで楽しく読ませて頂きました！これからのお話も楽しみです♪これからも応援しています！！ (2019年8月24日 1時) (レス) id: 275c852316 (このIDを非表示/違反報告)
サク(プロフ) - やさん» リクエストありがとうございます！お話が満タンなので続編にて書かせて頂きますね！しかしすみません、少しリクエストの意味が汲めてないです汗 どちらがどちらに嫉妬するのでしょうか？？理解不足で申し訳ありません！ (2019年8月24日 1時) (レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - こんばんは〜いつも愛読しております！今回リクエストの方初めて送らせていただきます。夢主がリスナー設定の「嫉妬されて喧嘩する」お話が見たいです！いつでも大丈夫なので更新できるときによろしければ、、！応援しております！ (2019年8月23日 17時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サク | 作成日時：2019年2月14日 8時
