第67話「ぜっ…絶望した！！！！」 ページ21
「…一週間繋ぐ？どういう事なの、カラ松」
静かな声が部屋に響いた。
声の元を辿ると、台所の椅子に座ってこちらを見るマミーの姿が。(メガネが逆光を放って目は見えない)
「その言葉の通りさmammy。心の傷を癒すため、Aは一週間の間家の中で過ごしてもらう」
「それ逆に悪化しちゃうんじゃないかな私の心。お前の場合は特に」
そんな会話を湯呑み片手に聞いていたマミー。
お茶をゆっくり飲み込むと、「…本気かい？カラ松。」と真剣な表情でそう問いかける。
カラ松兄さんもまた真剣に「ああ、勿論」と返した。
静かになった部屋内。
生唾を飲み込む兄弟。
父もまた、静かにこの状況を見守った。
意味が分からなさすぎて、取り敢えず死んだ目でそれを見つめる私。
そして、マミーはゆっくりと開口した。
「それは良かった！
実はね、私達夫婦で明日から箱根の温泉旅に出かけようと思ってたのよ！
ニート達はともかく、Aの事が心配だったんだけど…そういう事ならもう大丈夫ね！」
「……っえ、ハァァァアア！？！？」
「ふっ…了解だmammy。俺に任せてくれ」
「ちょ、待って母さん！唐突過ぎ…」
「じゃあ暫くの間Aの面倒見てあげてねニート達！！
私達今から準備してくるから！」
「ねええええ！！！待ってよ！！！！」
そんな叫びも虚しく、マミー(糞共のトップ)は父親と共にルンルンと楽しそうに二階へ上がった。
マミーはマジでマミーである。
流石この六つ子(クソ共)を産んだだけあって、ホント…うん。
「旅行かー母さんたち」
「僕らも行きたいね」
「でも金無い」
「だからやっぱ家にいるしかないよねー！」
「働け？カスどもが」
足と手が拘束されてるせいで、鮪のように体を跳ねさせるしか出来なかった。
そして、「mammyから許可も得た事だし…行こうか？」と連れ出されました。二階へ。
ついでに、手を振ってくれた糞野郎どもには「ほろびのうた」をかけておきました。
3ターン後に全滅していることを願っております。
二階にて。
ガチャッ、とマジで手錠を掛けられた。
だが気に入ったのか、リボンは付けられたまま。
助けてください。実の兄に軟禁の超重いバージョンとか一体誰得なんですか。
犯罪者は速やかに刑務所へ投降してください。
第68話「青のそれは、激しい愛着の証。」→←第66話「見捨てられし少女(捨て犬)」
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こま - シンプルに言って好きです！カラ松のちょっと病んだ系のギャップえぐすぎて口から内蔵でましたwガチ、永遠に続いてほしいです！すべてが完璧すぎてもう毎日満面の笑みで一日を過ごしています！w続き楽しみに待ってます！！！ (10月25日 19時) (
レス) @page43 id: aa7af232a4 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - めっちゃ好きです！！れお願いします！！！続き待ってます！！！ (8月30日 22時) (レス) id: a39746ca53 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 超おもろい………続き待ってます！！！！ (5月20日 23時) (レス) @page43 id: 4a7b17e5bc (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 続き待ってます···！ (2022年4月7日 22時) (レス) id: a82882ac10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらっち - 本当にもう好きすぎます... (2022年3月27日 1時) (レス) @page43 id: ab3ad11547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんこ
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月28日 16時
