社会人になる筈だった私の就職先は『鬼殺隊』と呼ばれる組織に決定しました。弐【鬼滅の刃】

番外噺「夢主に聞いてみた」竈門炭治郎編 ページ38

唐突の番外編。



※本編とは全く関係ありません
※読み飛ばし可能です




.




Q.『竈門炭治郎さんの事、どう思う？』





「圧倒的お兄たま。優し過ぎて優しさに飢えた私の心が救われた。最早セラピーだよ、炭治郎くんセラピー。あと最終選別ではお世話になりました。水の呼吸だったよね、近くで見たけどカッコよかったです。それと、あの時ちゃんとお礼言えてなかった気がするから今言うね。本当有難う！これからもよろしくね。頼りにしてるよ炭治郎くん！」





.





会話文のみ↓





「せら……？」

「心が洗われました。有難うございますの意」

「うん…？何だか分からないけど、こっちこそあの時はありがとうな。Aが居なければ危なかったかもしれない。Aは本当に頼りになる味方だ、これからもよろしく頼む！」

「えっ、そ、そんな……面と向かって言われると照れる……」

「……俺も正直なところ、柄にもなく照れている。真正面から異性に「格好いい」なんて言われる事なんて無かったからなぁ……」

「ちょっとちょっと、耳赤くなってるぜ炭治郎きゅん。可愛いなぁ、可愛くて格好良くて強いとか無敵か？凄過ぎじゃない？君のそういうとこ、私好きだなぁ」

「俺もだ」

「マジ？やった〜嬉しい〜……………ん？」

「俺も好きだよ、A」

「……………そ、そうですか。それは、ちょっと嬉しいです、はい」

「……A、耳が赤くなってるぞ？もしかして照れているのか？」

「ち、ちっげーよ！ちょっと前から熱っぽいとこあるから、ヒッ！」

「本当か！？それを早く言え！……………ん？本当に熱があるのか？そこまで高くないように思うけど」

「(ヒェ、めっっっちゃ顔近え！！頬を両手で挟まれて更におデコこっつん(はぁと)って！！というかチューできるよこの距離！！ちょっ、ま、恥ずい！！)た、炭治郎、くん……」

「！！っ、あ、その、すっすまん！！その、弟妹！弟妹にやるみたいに……やってしまって……その……ごめん」

「……いや、気になさらず……」





「(……な、何だこの気持ちは……？胸がどきどきする、まさか疾患か！？)」

「(甘酸っぺえ……ただ甘酸っぺえ……こんな学生時代を過ごしたかったぜちくしょう……)」





結果：今は亡き青春の風を感じた。有難う炭治郎くん。有難う失われし思い出(ロストメモリー)。君は私の在りし日の夢です。



.

番外噺「夢主に聞いてみた」我妻善逸編→←第枯肆話「眠れ、魂」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す