【銀魂】今日も傘屋は騒がしい【坂田銀時】

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『……。
旦那、今沖田君なんて言いました?』



「えっとー……期間中に唐揚げが良かった方がこの町に残って、悪かった方がこの町から出ていく、要は唐揚げ勝負だと」



「あげ違いはいいんで現実見てくだせぇ、というかあの店の店主、料理の腕はプロ並みらしいんで、どっちみち勝ち目はねぇかと」



『なにそれ怖ッ！！ 弱点無さすぎてもはや恐怖ッ！！』



外見よし女子力よし……マジで才色兼備だな。 そんなにもってんなら半分ぐらいくれよ。 なんなら全部でもいいけど。


＿＿＿てか待って、そっちに気取られて一瞬忘れかけたけど、沖田君の話。



『売り上げ勝負って……ウチに勝ち目あるの……?』



「……つーかそもそも、この店よりあっちの店の方が繁盛しそうだからこんな話してんだろ。
本末転倒じゃねぇのか」



確かに旦那の言う通り……売れないから対策練ってんのに、その策が売り上げ勝負って矛盾してないか。


すると沖田君、私と旦那の怪訝な顔を見兼ねてか「もちろん」と続ける。



「真っ向から売り上げ勝負したらこっちの勝率は1にも満たねぇ……なら、こっちが確実に有利になるような条件をつければいい」



『なにそれ凄い……全く理解できない……！！』



「分かんねぇのに言うな」

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