ヒーロー科1年B組に編入してきたのは、サポート科の少女らしい

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円場side


『…………はァ、びっくりしたぁ』



黒色「災難…だな」



『私まだ捕まりたくない……
鱗くんのお陰で助かったよ〜』



……A。その発言は、回原の前ではマズイ。
泡瀬もそう思ったのか、キョロキョロしてる



回原「…………」


あ、ほら！！！めっちゃ、フキゲン！！




『みんな、巻き込んでごめんね。
鱗くん戻ってきたら、私ひとりでどうにかするから、お店回ってきていいよ。この人数で、迷子センター押しかけるのも変でしょ』



鎌切「確かになァ」




円場「……鎌切、黒色。お前ら回ってきていいぞ。
俺らは鱗待っとかねぇとだし」



泡瀬「そうだな。
俺らの事なら、気にしないでいいぞ」



黒色「いいのか？」



回原「……ああ」



『うん、勿論。
あとは、任せてよ』



鎌切くんと黒色くんは顔を合わせて「わかった」と頷いた。



こういうことをちゃんと気にしてくれる辺り、ヒーローだなぁと思った。




・



「お姉さーん！ただいまー！」



『おかえり。
じゃ、ママとパパ探しに行こっか』



男の子「うん!!」



『……鱗くん、ありがとね。本当。助かりました。
あとは、私に任せてね』



鱗「いや、ここまできたら俺も行こう」



鱗〜〜〜〜！！！お前の優しさかもしれないけどさ！！！それ回原の前で言っちゃダメ！！！



『えっ、悪いよ…』



………………アレ？




男の子「お兄さん、こないの？」



『おっ、お兄さんは、忙しいからね』



………………これって




円場「もしかして……………(ﾎﾞｿｯ)」




『わ、私は行くね！
……鱗くん、回原くん、泡瀬くん。あと円場くんも。ありがとう！買い物の邪魔しちゃってごめんね！』



鱗「あ、おい……って行くの早ぇ」




ちょっと、ややこしい事になってる〜〜〜〜〜〜！？

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