ヒーロー科1年B組に編入してきたのは、サポート科の少女らしい

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回原side


21時になって30分たった頃、駅まで送ると言ったAを止めて、今は円場と最寄り駅に向かっている。


今日は、かなり有意義な時間だったと思う。
色々、Aのこと……も知れた気がする。


円場「回原、お前告んの？」


回原「は、はぁ！？告白！？誰に！？」


円場「いや、そういうのいいって。わかってんだろ」


回原「……いや、アイツ俺の事どうとも思ってねえわだろ。会ってまだ1ヶ月も経ってないんだぜ」


円場「会って1ヶ月も経ってない相手を好きになったお前はどうなんだよ」


……たしかに


回原「…まだ好きとは言ってねぇだろ」


円場「めんどくせー…………。
さっき、素直になれって言っただろ。因みに言うけど、泡瀬も鱗も知ってんぞ」


回原「…そんなにわかりやすいか？」


円場「わかりやすいもにも、俺たちといる時いつも話題にしてたじゃん」



……そうだっけ？？？



円場「早くしねぇと誰かに取られんぞ〜」



俺とかにな、と笑ってた表情が真面目な顔になった。



回原「…………わァｯたよ。
林間合宿の最終日、云うよ」



円場「うん、それでいい。
協力はしねぇけど、応援はしてる」



回原「……は、なんで応援？」



円場「Aとは友達みたいなもんだしな。
そういう感情は(まだ)抱いてねぇよ」


……はぁ、なんだよ。
テッキリ、好きなんだと思ってたじゃねぇか。
ん？いや待てよ


回原「じゃあなんで、俺とかにって言ったんだよ」



円場「その方が焦るかな！って思って」



さっきみたいにヘラヘラと笑う円場




回原「……お前だけは許さん」




だからといって、この流れて告らない…て流れにはならない…




円場「頑張れよ」



回原「……ああ」



よな。

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