ヒーロー科1年B組に編入してきたのは、サポート科の少女らしい

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円場side


勤勉の鱗が、修善寺の勉強会に参加すると言い出し、俺達も参加することになった。
俺、鱗、泡瀬、回原、小森、角取の6人で、押しかけでも、全然広かった修善寺の家は、まさかの本人ひとり暮らし。


同じクラスになって、1ヶ月も経っていないのにクラスからの信頼度が高い。勿論、俺も信頼している。だから、今ここにいる。


時間も時間で帰ってしまった、女子2人と鱗泡瀬。
俺は、まだ教えてもらいたく残った。俺が残ると言ったら、回原も残ると言い出した。


……こいつは、ただ単に俺と修善寺を2人にしたくないだけだろう。まぁ、今はあいつトイレ行ってっから2人だけど。



回原は、あの救助訓練以来、彼女のことが気になっているみたいだ。自覚ないみたいだけど。
黒色も当時は照れていたが、アイツはアイツで小森のことの方が気にってるみたいだし。



……まー、回原のこと応援してやらないこともないけど、まぁ…そこはおいおいね。



円場「……なあなあ、修善寺。
俺ら結構仲良い方だと思うんだよな。」


『まぁ……確かに、男子の中では仲良い方かも』



円場「だからさ〜、名前で呼んでいい？」



これは、アイツに嫉妬させるため。




『いいよ、好きなように呼んでよ』




まぁ、回原は元からクラスの奴を下の名前で呼んでるから、修善寺のことも名前で呼んでいる(本人のいないところでは)。


円場「じゃあ、A。な」



『はい。
…まぁ、苗字だとおばあちゃんと被るので、名前の方が嬉しいです』



そう微笑んだA。
………………なんとなく、気になる理由もわかるかもな。

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