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回原side
期末テストまでの、最後の休み。
その日を使って、俺…いや、俺たちは希乃子に送られた、住所を頼りに、Aの家に来ていた。
周りより少しだけ大きい一軒家。
そこで、ひとり暮らししてるらしい
『じゃあまず…何からしよっか』
俺らの苦手な教科は、バラバラだ。
一人一人、バラバラに教えるより、授業みたいに、ひとつの科目を全員に教える方が早い、となりそうなった。
泡瀬「古文からでいいんじゃないか?」
古文。たしあ、テスト初日だ。
『そうだね、じゃあ古文から。
範囲は……』
にしても、なんでホワイトボードが家にあるんだ。
なんで、誰も突っ込まない?あえてのスルーか?
鱗「回原。何ボーッとしているんだ」
回原「あ、わっ悪い」
『回原くんどうかした?大丈夫?』
いや……やっぱ、気になんだよな。
普通、家にそんなもんないだろ
回原「いや……なんで、ホワイトボードあんのかなって…」
円場「あっ!あえて触れてなかったのに!」
だよな〜〜〜!!!でも、気になんだもん!!!
『ああ、これね。これは、おばあちゃ……リカバリーガールのだよ。昔、よく色々教えてくれだんだ』
なるほど…………それでも、あるのはすげぇけどな
・
・
・
それから、約5時間。
時計の長い針が6を指す少し前
鱗「おぉ、もうこんな時間か…結構やったな」
小森「わー、早いタケ……そろそろ、帰らないといけないノコ」
角取「ワタシもデース…」
『もう18時かぁ。そうだね、ここまでにしよっか。』
そう言って教科書を閉じるA。
円場「まじか…!
修善寺ぃ……お前さえよければ、まだ教えてくんね?」
『え?それはいいけど…円場くんは時間、大丈夫?』
円場「全然平気」
男に門限なんてねぇしな〜とヘラヘラしてる。
……こいつマジか。
回原「……お、俺も教えてほしい」
鱗「……こいつら」
『うん。いいよ、勿論』
泡瀬「……俺はいいや。これ以上、負担増やす訳にはいかねぇからな。
鱗、小森、角取、帰ろうぜ」
鱗「あぁ、2人で返すのは危ないからな」
『おぉ〜、鱗くん、おっとこまえ〜』
鱗「そうと、決まれば片付けなくてはな」
…華麗に無視したな。
『あ、玄関まで送るね』
そう言って、帰る準備が終わった4人を玄関まで送り届けにいった
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ゆいゆい林檎(プロフ) - 沙也加さん» 誤字の指摘ありがとうございます!訂正させていただきました。 (2021年10月13日 1時) (レス) @page1 id: 386d309086 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - 00の話で1年B組が1年Bく見になってますよ (2021年10月11日 9時) (レス) @page1 id: 9b8c665293 (このIDを非表示/違反報告)
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