狗巻くんが大好きな女の子のお話

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『〜♪』


「それ、なんの曲？」
『う"ぁ！？！？！？ご、ごじょせん！？』



五条「みんな大好き五条先生だよ〜」
『なにしてんすか』



五条「あれ、スルー？まぁ、いいけど。
僕の可愛い教え子が、呑気に鼻歌なんて歌ってるからね。気になっちゃって」



『呑気とは失礼な』



五条「それで？なんかいい事あった？棘と上手くいったとか？」



『秘密〜』



言ったら、絶対いじられるし。
一生いじられる。それだけは、勘弁



五条｢ま、付き合ったことくらい知ってるんだけどね〜｣



『えっ、そうなの！？！？それなら先に言ってよ！』



五条｢あ、本当に付き合ったんだ。適当に言ったのに｣



『はめたな……』



ケラケラ笑いがやがって……許さん。




『…………はぁ、で？ごじょせんは、こんなとこで何してんの？誰かに用事？』




五条｢ん？ちょーっとね。｣




『……ふーん』



あまり追求はしないし、したくない。



『誰かに用事あるなら行ったら？』



五条｢Aがそういうなら。
じゃ、僕は行くね｣



ヒラヒラと手を振って行ってしまった。





『…………なんだったんだろ、今の時間』

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