狗巻くんが大好きな女の子のお話 (ページ35)

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あれから、任務やら(キツい)鍛錬などを乗り越え、お出か……いやデート！の前日になった。

『へへへ、楽しみだなぁ』

禪院｢…さっきからそればっかだな｣

パンダ｢……ま、いいじゃん。棘と出かけるのが楽しみなんだろ｣

海外に行っちゃった憂太にも連絡しないとな～！えへへへ

禪院｢てか、棘と出かけるのなんて初めてじゃねぇだろ｣

『付き合ってからは、初めてなのー！』

因みに狗巻くんは、今日任務に行ってる。
……早く私も1人で行けるようになりたいなぁ。

……でもなんだろうな、ここ数日の狗巻くん何か悩んでるように見えるんだよね。
大丈夫か聞いても、しゃけしか言わないし。

なんとなぁく、この2人も何か知ってる感じなんだよなぁ。

『……狗巻くんのこと迎えに行こうかなあ』

パンダ｢おうおう、そうしてやれ｣

狗巻くんなら、あと2時間もしないうちに帰るだろう。
スマホに連絡しとこ。

禪院｢ほんと、お前棘のこと好きだな｣

『…うん、大好き』

パンダ｢今の表情、棘が見たら喜びそうだなぁ｣

『私は、そんな狗巻くんの表情見るだけで死んじゃうよ』

狗巻くん可愛いからね。エヘへ。

『そーだ、そーだ！真希！あとで、服見てよ！野薔薇に選んでもらったんだけど、真希にも見せたい！狗巻くん喜んでくれるかなー！』

禪院「あー…………わかった。」

『何今の間……』

禪院「さっさと、私らも鍛錬すんぞ」

パンダ「だな」

『え、いま休憩したばかりなのに！！』

2人の背中を追いかける。
……やっぱり、何か隠してる気がする