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「そうなんっすね!」
「そうそう」
それから何でか太一くんにまで懐かれてしまいました
聞くに彼は高校生なんだとか。
若ァ……。
「そういえば太一くんは彼女さんとか居るの?」
そんなこんなあって三角くんとの馴れ初め(?)を聞かれたり、好きなものを聞かれたりして所謂質問タイムというやつだ。
転校生になった気分。
「彼女……欲しくても出来ないんすよぉぉっ」
うええええん、と泣くふりをして彼女欲しいアピールをしている太一くん。
この子かっこいいし可愛いし明るいからモテると思うんだけどなぁ
そんなことを思いながら隣に座っている彼の頭を撫でて
「大丈夫だよ、太一くんかっこいいからすぐ彼女さん出来るよ。私が保証するから!」
「ううっ、ほんとっすか?」
「うん!太一くん可愛いのにかっこいいっていうギャップがあるから、女の子にはきっとたまらんと思う!そういうところ」
「ギャップ……、おれにもギャップが……!」
だから自信もってね、と両手で拳を作り彼の目を見つめると
「あ、う、……」
何故か吃った。
ちょ、なんで。傷付く
うう〜っと数秒唸り俯いた後、突然顔を上げて私と同じように拳を作り
「がっ、頑張るっす!」
ふんす、と宣言した。
それが可愛くて思わず吹き出す私
それを見てなんでっすかぁ!と慌てる太一くん
なんて可愛いんだ(n回目)
可愛い太一くんにほっこりしていると、彼は握った拳をそっと膝の上に下ろして私を見上げ
「そ、その……もう一回撫でて、くれないっすか」
こちらを伺うように捨てられた子犬みたいな目で恐る恐る聞いてくる太一くん
この子年上キラーだ……絶対そうだわ。
ずるいなぁ、なんて思いながら彼の頭に手を伸ばしそのピンクの髪に手を落とすと
それは嬉しそうに目を細めたのだった
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しゃむ月(プロフ) - 姫華。さん» ありがとうございます嬉しいです(´;ω;`)より可愛く書けるように頑張りますね! (2017年9月24日 9時) (レス) id: 39bda5c8f7 (このIDを非表示/違反報告)
姫華。(プロフ) - もうやばいです…結構前からお気に入り追加して読みに来ていましたが、なんかもうしんどいです…みすみくん……可愛くて格好良いですみすみくん…!! (2017年9月18日 22時) (レス) id: 86593d42b4 (このIDを非表示/違反報告)
しゃむ月(プロフ) - みずきさん» ハァドッコイ!みずきさん、新しい心臓ですよ!(´・ω・)つ(心臓)忙しくても更新すべきである立場なのに自分が情ねえです(;;)地球3周?!なら私は五週だ(謎の張り合い)暖かいコメントありがとうございます(´∇`) (2017年9月15日 17時) (レス) id: 39bda5c8f7 (このIDを非表示/違反報告)
しゃむ月(プロフ) - 聖さん» はじめまして(:3_ヽ)_お気に入りの一つに入っているとは(; ・`д・´)恐縮です(;;)皆様を待たせないよう、更新頑張りますね! (2017年9月15日 17時) (レス) id: 39bda5c8f7 (このIDを非表示/違反報告)
しゃむ月(プロフ) - 椏優舞さん» 三角の小説少なすぎますよね(号泣)感無量です(´・ω・`)お褒めのお言葉の嵐……ありがとうございます(:3_ヽ)_ (2017年9月15日 17時) (レス) id: 39bda5c8f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃむ月 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年7月30日 18時