決闘クラブ01 ページ18
次の日の朝、セレナが目を覚まし談話室に向かうと、コリンが襲われたという話で持ち切りだった。
「よぉ、王子！今お目覚めか？」
「フレッド...今流れてる噂は本当なの？」
「あぁ、本当さ。ハリーの様子を見に行ったら、代わりにコリン・ビークリーが寝てたんだ」
彼からの王子呼びにも慣れたセレナは、フレッドの話に複雑そうに頷いた。
ハリーが退院したのは嬉しいが、代わりにコリンが石となって入院になってしまった。
「でもハリーにとって良かったよな。何せあのうっとおしいカメラの音を聞かずに済むんだから」
「王子も昨日怒ってたもんな、《ぶっ壊す》ってさ」
フレッドとジョージの言葉に、セレナは苦笑いで返す他なかった。
しかし、この会話が後に事態をややこしくする事になろうとは、セレナも予想してなかった。
数日が経ち、木曜日。あれからもハリーとは仲直りせずにいた。
ハーマイオニーとは毎朝顔を合し話してはいるものの、ハリー達と待ち合わせしている談話室に行く時には、会話を終了させバラバラに大広間へと向かった。
セレナは隣にネビルを置きながら午前中の授業を済ませ、午後のスリザリンと合同の魔法薬学に備えた。
前回の授業終了間際にセブルスが何を作るのかを宣言していた為、ネビルに授業が始まるまで何が危険で何をしなければならないのかを懇々と説明した。
授業が始まると、セレナはどこか落ち着かないハリーたち三人を横目に、左隣にドラコ、右隣にネビルを添えて《ふくれ薬》を作成した。
ネビルが突拍子も無いことをしないように監視していると、ドラコに今度のクリスマス休暇について話しかけられた。
「セレナは休暇、いつも通り残るのか？」
「ええ。ドラコは？」
「僕も残るつもりさ。...なぁ、休暇中に寮に遊びに来ないか？」
セレナは稀有な誘い文句に、それって大丈夫なの？と問うと、ドラコは談話室までなら大丈夫だろうと楽観的に答えた。
「じゃあ行かせてもらうわ。楽しみにして...ネビル、火は中火にしなさい」
「うっ...ありがとう、セレナ」
二人の様子に、ドラコは呆れながら大変だなと呟いた。
...その時だった。
パチパチとこの場に似つかわしくない音が聞こえると思ったら、近くにいたゴイルの大鍋が突然爆発したのだ。
クラス中に薬が雨のように降り注ぎ、どこからともなく悲鳴が上がった。
「二人とも、大丈夫？」
「あぁ、僕は大丈夫だ」
「僕も。ありがとうセレナ」
セレナ達だけはセレナによるプロテゴによって守られたが、他の者は顔や身体の一部が膨れ上がり、セブルスは対応に追われた。
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レン(プロフ) - 葵さん» 葵さんコメントありがとうございます！コメント頂けるだけで励みになります✨️GW明けたので更新頑張っていきます！ (5月8日 7時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
葵 - とっても面白いです！更新頑張ってください！（文章短くてすいません） (5月6日 20時) (レス) @page34 id: 20e1982af2 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - みーさん» みーさん、コメントありがとうございます！これからも執筆頑張ります！！ (5月1日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
みー - むちゃくちゃサイコーです！ (4月29日 20時) (レス) @page32 id: 3d403f2132 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - レイさん» レイさん、コメントありがとうございます！出来るだけ違和感が出ないようにと心掛けてるので嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2023年4月24日 6時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年3月18日 7時
