【うたプリ】Masquerade Mirage (ページ5)

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３. 二人の幼馴染みページ5

Aside

『(こくっ』

レ「よーし、じゃあレッツらゴー！！」

お兄様が数歩、前に進んだ。

あっ。お兄様仮面を…

『お兄様!』

レ「え？おっとっと、仮面を忘れていたね。うっかりうっかり」

お兄様にはい、と仮面を渡す。

レ「ありがとう。

よっと。どうかな？かっこいい？

お、美人発見。

そこのお嬢様、ぼくと踊っていただけますか？

なーんて……あーあ、行っちゃった。」

『お兄様!』

レ「冗談だよ。

さて。ここから先はひとときの夢の世界、君の手を取るのがたとえ敵国の王子でも、きっと誰にもわからない」

「あー! ここにいたんですね～! 二人とも～こっちです～!」

レ「おっとっと、この声は……」

シーノさんが手を降りながらこっちにかけて来た。

きゃっ!…シーノさんが目の前で急ブレーキをしましたっ…;;

シ「こんばんは! 今夜はおもいっきり楽しみましょうね!」

レ「はは、シーノは仮面をしてても意味がないなぁ」

シ「あれ？なんで僕だってわかったんですかぁ？」

レ「ぼく達兄妹とシーノは幼馴染みなんだから、そのくらいはわかるよ。

というか、こんなに背の高い紳士は他にいないし」

シ「そうですかぁ。

できるだけいつもと違う格好にしてみせたんですけど」

レ「もちろん、カッコいいよ」

シ「ありがとうございます。レイジーもとっても素敵です」

レ「サンキュー。妹も今日はいつもよりもっと可愛いんだよ。

ほーら、どうかな？」

えっ？お兄様!?

シーノさんは、ちょっと…

シ「わぁ……

綺麗……です」

レ「あれれ？

てっきり『かわいいです! ぎゅー!』が来ると思って、お兄ちゃんは身構えていたんだけど」