ご主人様は9人います【JUMP】

43.一大事 ページ43

光「あ〜食った食った、ほんと美味かった」




あれだけたくさんあった餃子は、みんながすぐにペロリと食べてくれて、お皿は空っぽになった。



みんなが美味しい美味しいって言いながら食べてくれるのが、幸せだなぁ〜...







薮「Aはほんと料理上手だよな。」




「へへ、嬉しい」




雄也「家で料理とか作ってたの？」





「うーん、時々ね。両親忙しかったし 一人が多かったからかなぁ」







薮「料理上手い子っていいよな、光も料理できるし。」




裕翔「なんでそこで光くんの名前出すの？」




薮「いや、特に意味はない」




裕翔「もーまたやぶひか出たよ！ヒュー！」


光「裕翔、うるせぇよ！」




薮さん、八乙女さん、二人とも頬が緩んでいますよ？

なんかこの流れ、毎日見る気がする...笑









よし、みんなご飯終わったみたいだし、そろそろ片付けしよう。





食器を重ねて台所に運んでいると、、、









圭人「A、重くない？大丈夫？」



「だぁーいじょうぶ、これくらい」



圭人「うーん、やっぱり手伝う。」







圭人くんはいつも、私の手伝いをしてくれる。



ほんと優しい、ジェントルマン。
第一印象は、英語しか喋らないパリピイケメンだったけど、まじ謝る。


全然違うね、パリピと真反対の性格だ。








圭人「食器洗いも手伝うよ」


「もうどこまで優しいの！優しすぎるよ！
なんでそんなに優しいの？...もー、はなまるあげたい。


サンキューベリーマッチ。」


圭人「Oh...英語の発音、独特だね...」








ゴシゴシゴシと、作業をしていると、、、








「いたっ...」


圭人「えっ、大丈夫？どうしよう...」




食器を洗ってある途中、スポンジについた泡が飛んで 目の中に入ってきた。




なんでこんなピンポイントに入ってくるのよ、私の目と泡は磁石か？






圭人「コンタクトとって、目洗っておいで？」


「うん...」






急いでコンタクトを取り、目を洗った。

ふぅ、痛かったぁ、、、





「圭人くん、もう大丈夫！」


圭人「よかった、Aになんかあったら 責任とって 坊主にしてたよ」


「もう大げさ！笑」



圭人「コンタクトしてなくても見えるの？」


「うん、ちょっと見えづらいけど...お風呂はいるまでは このままでいいかな」





とは、言ったものの ぼやけて見えにくい。



でも手元にある食器くらいは見えるから、食器洗いを続けた。

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