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21神様 ページ22

Asaid

貴「…ん」

重い瞼を少し開くと2つの人影が見え、私は目を見開いた。

貴「白澤様…と、鬼灯、様…」

白「良かった…!!このまま目を覚まさないかと思ったよ…」

白澤様は本当に心配してくれていたのだろう。目に涙さえ浮かべている。鬼灯様は複雑な表情でこちらを見ていた。

正直、まだ震えがくる。

私は鬼灯様から逃げるように目をそらし、白澤様へ向き直った。

貴「心配かけてすみません。…昨日のこと、お話しします」

白「急がなくていいんだよ、今はまだ辛いでしょ」

貴「いいえ、大丈夫です。…何から話しましょう?」

やっぱり白澤様は優しいなぁ、なんて思いながら私は少し笑顔を作り出来るだけ話しやすいようにした。

白「……じゃあ聞くね。昨日の現象は君の力?」

貴「はい、そうなります」

白「…君は何処の神なの?」

白澤様が真剣な顔で聞いてくる。いつの間にか鬼灯様も少し身を乗り出して聞いていた。

貴「…私に存在できる場所はありません。幾度も場所を変えて生きてきました。一族の…というより、同じ種族の者たちともずっと会っていません」

淡々と話す。白澤様も鬼灯様も黙ったまま、何も言わない。

ああ、わかっている。本当に知りたいことは私が"何"の神かということなのだろう。ずっと隠していたいと思っていた。知られることなどないと思っていた。

だけどいつかは言わなければならないことくらい、わかっていた。その"いつか"が今日だっただけの話。それだけ。

貴「私は…祟り神です」

鬼「………え?」

意外にも、すぐに反応を示したのは鬼灯様だった。さっきよりも眉間の皺は深いが。

白「祟り神…」

貴「はい」

白澤様は何か考えるような仕草をする。

白「…今までよくあの力を隠してこれたね。しかも結構強い方でしょ」

やっぱり白澤様には全てお見通しだ。鬼灯様は黙ったまま。

まあ、祟り神と仕事していたなんてわかったら気味が悪いだろう。

貴「…はい。でも、強いからこそ抑えるだけの力があった…ということです」

白「じゃあ、昨日のは抑えきれなかったってこと…?」

貴「感情が昂ると、勝手に力が反応するんです。ご存知だとは思いますが、祟り神は敬う者には寛大です。でも敬わない者には…災いを」

白「なるほど…。でも今までにも君を敬わない者なんてたくさんいたでしょ?その時はどうしてたの?」

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(プロフ) - ハル@雪割桜さん» コメントありがとうございます!私も泣くと思います(笑)でも、罵られるのもいいかも(( (2014年12月21日 22時) (レス) id: 44f16ce612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル@雪割桜(プロフ) - 白澤様も鬼灯様もおやさしい!!自分こんな優しくされたら泣くわ← (2014年12月20日 11時) (レス) id: 9e20382275 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ハル@二次元から戻れなくなった奴さん» 愛莉ちゃん、諦めてくれるでしょうか(・・;)コメントありがとうございました! (2014年12月18日 2時) (レス) id: 44f16ce612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル@二次元から戻れなくなった奴(プロフ) - 愛莉てめェェェェェェェェェェさっさと諦めろォォォォォォォォォォ鬼灯様は夢主様が好きなんだぞォォォォォォォォォォ(怒) (2014年12月17日 19時) (レス) id: 9e20382275 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 雷風神 凪響 ーraihuuzin naotoーさん» ありがとうございます!その言葉に涙が出そうです…っ!すごく励みになります(^o^)更新急ぎます! (2014年12月16日 7時) (レス) id: 44f16ce612 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年9月15日 18時

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