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16あの子の服 ページ17

Aが天国に住むようになってから1週間が経った。環境にも大分慣れ、店の雑用くらいなら難なくこなせるようになっていた。

貴「桃太郎くん、洗濯物干し終わりました」

桃「ありがとうございます。ほんと、Aさんが居てくれて助かります」

今までは桃太郎が1人でやっていたのだ。それが半分になると大分楽だろう。Aは自分が役にたっているという嬉しさで、照れ臭そうにいえいえと答えた。

貴「…白澤様はまだ寝てらっしゃるんですか?」

桃「さっき起こしたんですが…。来ませんね」

貴「もう一度、起こしにいってみます」

桃「すみません、お願いします」

Aは白澤の部屋に向かった。ノックをしたが返事はない。

貴「入りますよー…」

そっと扉を開く。

白「ん、どうしたの?」

貴「…なんだ、起きてるじゃないですか」

白澤は部屋の隅にあるタンスでゴソゴソと何かを漁っていた。

貴「何してるんですか?」

白「うん、ちょっと待ってね…っと、あった!」

貴「?」

白澤がタンスから出したのは黒い服。袖が長く大きく、白の線が入っていた。

白「はい、Aちゃん」

貴「え、これ私にですか?」

白「うん、女の子の忘れ物なんだよ。…いや、ほんと、女の子って怖いよね…」

それを自分が着ていいのかとAは疑問に思ったが、せっかく白澤が出してくれたのだから着ない訳にはいかない。素直に礼を言った。

貴「…あれ?これ、どこかで…」

誰かがこんな服を着ていた気がする、とAは思った。

白「あ、"あの子"も補佐官だから、面識はあるよね。…それ、中ちゃんのだよ」

貴「…彼女に手を出したんですか」

中は五道転輪王の補佐官で、僵戸だ。Aは中の恐ろしさを知っているからこそ、白澤が手を出したということに尊敬の意さえ沸いた。

白「可愛かったからね」

貴「そうですか…。確かにあの子は可愛いですよね」

だが女の子にしては少し(?)力が強い。

貴「でも、ありがとうございます。着物だと動きにくかったので助かります」

白「そ、よかった♪」

白澤は満足気に部屋を出た。Aは小さく笑った後、続いて部屋を出た。


___________

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(プロフ) - ハル@雪割桜さん» コメントありがとうございます!私も泣くと思います(笑)でも、罵られるのもいいかも(( (2014年12月21日 22時) (レス) id: 44f16ce612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル@雪割桜(プロフ) - 白澤様も鬼灯様もおやさしい!!自分こんな優しくされたら泣くわ← (2014年12月20日 11時) (レス) id: 9e20382275 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ハル@二次元から戻れなくなった奴さん» 愛莉ちゃん、諦めてくれるでしょうか(・・;)コメントありがとうございました! (2014年12月18日 2時) (レス) id: 44f16ce612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル@二次元から戻れなくなった奴(プロフ) - 愛莉てめェェェェェェェェェェさっさと諦めろォォォォォォォォォォ鬼灯様は夢主様が好きなんだぞォォォォォォォォォォ(怒) (2014年12月17日 19時) (レス) id: 9e20382275 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 雷風神 凪響 ーraihuuzin naotoーさん» ありがとうございます!その言葉に涙が出そうです…っ!すごく励みになります(^o^)更新急ぎます! (2014年12月16日 7時) (レス) id: 44f16ce612 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年9月15日 18時

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