俺のせいで… ページ36
翔side
智くんが講師って事はあの講師はクビ。
つまり、智くんが完璧に踊れなきゃ教えれない。
俺のせいで…智くんにきつい思いさせてる。
俺がこんなんだから…
悔しくて、申し訳なくて…拳に力を入れ、唇を噛みしてた…手と唇から少し血が出た。
智「翔くん。力入れすぎ。血が出てるよ。」
「ごめん。俺のせいで。」
智「翔くんのせいじゃない。」
「俺が、こんなんだから…」
もう…嫌だ
迷惑掛けたくねぇのに、こんなんじゃまた…
智「迷惑なんて思ってねぇよ。
思ってたらほたってるよ。」
そう言って、俺を抱き上げ楽屋へ戻った。
なんで俺抱き上げられてんだろう…
智「ほれ、翔くん。少し休め。」
そう言って、ボスンっとソファーに寝かせられた。
智君がいつも座ってる場所だから…慌てて起き上がろうとしたけど…起き上がれなかった…
「あ、れ？」
智「また、無理するからw貧血でしょ？ご飯食べてる？」
「……うん」
智「その間は何？」
食った記憶が無い。でも、食ってない言えば怖いので…とりあえず…うんという
「た、食べてるよ…うん。」
智「はい、嘘〜w」
「食ってるって！」
智「じゃ、何を？」
あ、考えてなかった…
「ｴｯﾄ…野菜スティック」
智「栄養足りてません。」
「イヤ、タリテマス。」
なんて言い合ってたら。
…ガチャ…
潤「おはよう〜」
和「おはようございます」
雅「おはよ！」
年下3人組
「おはよう」
智「おはよ〜」
さて、揃った所で。ダンスレッスン開始ですな。
↓レッスン
智「俺が講師になった〜」
和「は？」
潤「じゃ、大野さんが教えてくれんの？」
智「そういう事〜」
うん、俺のせいでね？
俺が倒れなかったら、講師なんて変わらなかったし、
無理に覚えさせる事も無かった。
だから、俺は、皆に迷惑かけない為に…人一倍練習して覚えなきゃ。
智「じゃ、行くよ〜5.6.7.8…」
サクラ咲け僕の胸の中に〜♪
お、中々いい感じに行ってんじゃん！
このままこれを維持…
↓1回目の休憩
雅「翔ちゃん、覚え早くない？」
潤「思ったwほぼ完璧じゃん」
和「翔ちゃん？大丈夫？」
「あ、あぁ！余裕だよ」
余裕なんて答えたけど…結構ギリギリ。
このレッスンが終わったら撮影か…
頑張れ、俺！
智くんが心配そうな顔で見てるなんて全く気付かず、レッスン再開。
智「じゃ、続きからね〜(翔くん…顔真っ青だよ？)」
ここで、こう。場所変更して、こう。
よし、完璧…あっ、コケるっ！
…バタッ…
転けちゃった…
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2020年11月17日 14時
