遊ぼう(幼年期) ページ49
智side
友紀からのメッセージに火がついた俺は急いで終わらせた
終わっておやつを作り畳の部屋に行くと2匹のシッポで遊んでる翔の姿
翔「しっぽ！ちゅかまえた！…あれ？」
Cloudyの上に乗りしっぽを捕まえようと必死
可愛い
翔「お腹空いたね。おべんきょー大変だね」
やばいやばい、可愛いなんて和んでる暇なかった
俺は部屋の扉を開けた
「翔？」
翔「ん？」
「にぃと遊ぼ？」
翔「おべんきょーは？」
「終わったよ」
翔「…」
俯いて黙った翔
不思議に思い顔を覗いてみると
涙を目に溜めて泣かないように耐えていた
「翔？翔どうした？」
翔「さみしかった」
その一言で俺は凄く後悔した。
聞き分けの良い子だで終わらせてた
此奴はまだ2歳なんだ。甘えたい盛りなんだ
俺は翔を抱き上げリビングに連れていった
当然3人は目を丸くしている
和「え、どうしたの？」
雅「え、何事？」
潤「翔？」
翔「うぇ〜ん」
「寂しかったって。聞き分け良すぎて年齢忘れてた」
翔「にぃ…おべんきょー大変。俺我慢するっ」
「何してんだろうな。俺達」
和「課題なんて学校でやって帰ればいいし」
潤「家に居る時くらい翔と遊ばないとねぇ」
雅「そっかそっか、寂しかったのか」
雅紀が翔を抱き上げながらそういった
未だに泣いてる翔
そうだよな…俺だって事情話せば課題遅れていいし
翔の事見えてなかったな
和「課題終わったし…翔ちゃん。遊ぼっか」
潤「俺も終わったし」
雅「俺終わったけど晩御飯作らないと」
翔は、泣き疲れたのかウトウト…
「眠そうだな。布団敷いてくれる？」
和「OK」
「おれの服離しそうにねぇな」
ボタンタイプで良かった
潤「敷いたよ」
和「がっちり掴まれてるね」
潤「離すと起きちゃうよ？」
「脱ぐから大丈夫」
そっと布団に寝かす
翔「ぅん…」
「セーフ」
翔「ん〜」
「起き…てないね」
俺は服を脱いだ
雅「はい、服」
「サンキュ」
雅「にしても久々に泣き声聞いたね」
「夜泣きもないし、悪夢とかもないし」
雅「手がかからな過ぎてほたりすぎたね」
「甘えるって事我慢し過ぎなんだろうな」
雅「翔ちゃん…甘えないかなぁ」
「甘えないなら甘やかすしかねぇだろ」
雅「でも暇あんの？」
「作る」
雅「部活は？」
「少しの間行かない」
雅「顧問怒るよ？」
「女が来なくて怒るくらいなら平気」
雅「あぁ、智にぃ目当てのね」
「女達よりも翔が大事だから」
和「翔ちゃん起きないね」
「寝かしとけ。」
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年4月22日 0時
