弟の無事(少年期) ページ33
智side
翔が行きたがってたとは知らず、買い物次いでに散歩に行った。
和も一緒だ。
和「今日寒くね？」
「少し気温低いな」
和「Sun達はモコモコしてんねぇ〜」
「暖かそうだよな」
和「いや、暑いでしょw」
買い物して、公園で遊ばせてると…近くにある電柱が
少し揺れ始め…数秒後…体が宙に浮く感じがした
地震だ…それも、大きい
Sun達は吠えまくり、俺と和を守る様に立っている
そうだ…翔は、無事か？
5分位で収まった
和「大きかったね〜」
「久々に体感したわ」
和「俺も…」
「あ、雅紀からだ…仕事休みになったから帰って来るって」
和「こっちも。潤君帰って来るって」
へ〜みんな帰ってくるのか〜
飯多めに買って正解だな！
自分の事を褒めてると着信がなった
「もしもし？」
翔「はぁっ…にぃ？」
「翔、大丈夫か？」
翔「下敷きになった」
下敷き…？本棚！
「本棚か？今戻る。少し待ってろ」
翔「早く…けほけほっ」
「和！翔が危ねぇ」
俺は和とSun達を連れ家に戻った。
翔の本棚だけ、突っ張り棒してなかった
家の中は、多少ぐちゃっとはなってたが、大体無事
俺は翔の部屋を見て絶句した。
本棚が2個ともベッドに倒れていた
少しの隙間から翔の両足が見える
「っ！翔！」
和「あ、潤君！まーくん！」
潤「うわっ…何だこれ」
雅「そんなのは後！」
「これじゃ出せねぇ…」
和「本棚を戻せば…」
潤がハッとして、雅紀と本棚を持ち上げた
潤「いける？」
和「厳しい！」
潤「もう一個やろう」
雅「OK…」
2個目の本棚を上げ、俺が引っ張り出した。
翔の目は固く閉ざされたまま。
翔だけ…不幸が続き過ぎた…
和の呼んだ朝日先生が来てくれるらしい
潤「翔、にぃ達の声聞こえたら手握って？」
潤の呼び掛けに応じた翔。
次の瞬間ゆっくりと目を開けた。そして、
翔「にぃ？」
「翔！」
翔「俺…」
雅「話さなくていいよ。大丈夫だからね」
目を覚ました翔に安堵してると、朝日先生が入って来た
朝「翔君！」
翔「朝日先生？」
朝「少し診させてね」
先生はあちこち診てくれた。
異常は無さそうだ。
多少のかすり傷は、あったが
朝「これが仰向けだったら…肋骨折れてたかもね」
翔「なんか嫌な感じがしたから、うつ伏せにした」
朝「正解だったね。じゃ、何かあったらうちに来て」
「ありがとうございました」
雅「予感が当たって良かったね」
「怖かったろ？」
和「少し冷たいね…お風呂溜めるよ」
潤「スープ作ってくる」
各自何かをしに行った
俺は隣に
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年4月22日 0時
