痛い(少年期) ページ28
翔side
外れてはいないけど、って言葉は覚えてる
友は俺より平気そう
友「翔は、多分キツイよな…」
「俺ミシッて聞こえたもんw」
友「俺もその音聞こえた！」
「骨逝ったかと思ったw」
病院の治療室で話してると智にぃが入ってきた
智「大丈夫か？2人とも」
「智にぃの言う通りだね」
智「ん？」
友「俺達投げられましたw」
「投げられたってよりは締められたw」
智「あぁ…そうだな…」
ｼｬｯっとカーテンが開いた
和「友君。一人暮らしだったよね？」
友「はい」
潤「その腕じゃ不便でしょ？」
和「家においでよ。治るまで」
友「いやいや、申し訳ないですって」
「いいね！おいでよ！俺のお世話をしたまえw」
友「上からだなお前w」
「来いよ。友！」
友「…あの、いいんですか？」
和「良いから言ってんのw」
友「お邪魔させて頂きます」
本当に礼儀正しいよな〜此奴
治療費は岡田さんに払わせるらしい
「でもいいの？そんな事して」
智「2人は怪我させられたの」
友「でも、逃げた俺達も俺たちですし…」
智「これは慰謝料だよ」
まぁ、家に居れば岡田さんが尋ねてくる事もある訳で
ピンポーン…
「誰だろう」
友「岡田さん？」
「お、正解」
友「皆出払ってるからな…」
「無視だな」
ドンドンっ「翔君！岡田だけど…翔君！」
ドンドンっ！「翔君！開けてくれないかな？」
ドンドンっ…ドンドンっ
「煩っ」
友「4人とも今日忙しいの？」
「多分」
友「これが続くのか」
「開ける？煩いし」
友「開けようか…」
俺達は玄関に行き、鍵を開けた。
その瞬間ドアが開き、俺と友の腕を掴んだ
しかも、痛む方の腕だ
岡「開けてくれてありがとう！」
「っ…あの何か？」
岡「どうやったらウチに来てくれるかな？」
友「っ…今の状態じゃ無理ですね」
岡「改善したら？」
「考えます」
岡「そうか。ありがとう」
最後に岡田さんは、俺達の腕をぎゅっと握った
わざとか？わざとなのか？
あぁ、また痛み出したよ
友「あの野郎…わざとかよ」
「くっそ…冷や汗半端ねぇ」
タイミング悪く帰ってくるのが…和くん達
ガチャ…ただいま
「お、おかえり」
和「どうしたの？冷や汗凄いけど」
潤「顔も青白い…どうした？」
「お、岡田さんが来てね…」
友「〜言う事がありまして」
事情を話すと顔を真っ赤にして怒り出した
和「はぁー？何考えてんの？あの人」
潤「痛む方って…わざとか！あの人」
和「冷やそうか…ね？」
潤「友もおいで」
アイシングしてくれるにぃ達
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年4月22日 0時
