再会(少年期) ページ21
翔side
あれから2年経った今日。
俺は中学生になった。
身長も伸び、早くも声変わりしてきた
今日は、入学式。
智にぃと雅にぃが来てくれる
そして、今日ここで俺はある人と再会した
「じゃ、教室行ってくる」
智「今日からか、楽しめよ？」
雅「ほら、行っておいで」
「行ってくる！」
下駄箱で靴脱いで、スリッパに履き替える
教室に行くと俺が1番だった
席を見て、座って人が来るのを待ってた
ガラガラっ
誰か来た〜
??「翔…か？」
「え？」
??「翔だよな？」
「まさか…」
??「俺だよ！友だよ！」
「嘘だろ？友!?」
友「2年ぶり！」
「うわぁ〜！友だぁ！」
そう、俺は友と再会した
顔はあんまり変わってないけど
身長が伸びてる
俺と一緒くらいだ
しかも同じクラス
「智にぃ達も来てんだよ！」
友「翔、ごめんな？辛かったろ？」
「いや、会えたし。もう良いよ」
友「これから毎日一緒だな！」
「そうだな！」
俺らが話終わると続々と人が入ってきた
俺と友は興奮冷めやらぬ状態
女が俺達に近寄って来るが無視
担任が来て、体育館に移動して、入学式が終わった
「友！兄貴達のところ行こうぜ！」
友「母さん来てんだ…」
「は？お前を捨てた？」
友「どの面下げてって言いに行こうかと思ってな」
「俺も行っていい？」
友「寧ろ着いてきて」
少し離れた場所にいた、おばさんと妹さん
友を見るなり、嬉しそうな顔で抱き着いた
友「離れてくれますか？2年前に俺を捨てといて…今更なんすか？」
母「あの時の事は謝るわ。もう一度一緒に暮らしましょ？」
妹「お兄ちゃんごめんね？私、お兄ちゃんの事好き」
明らかに不自然だ。
何かを狙ってる。
友「悪いですけど、俺はもう家を決めてます。
貴女方の居る家には帰りません。俺は、貴方と縁切ってるんですよ。俺の親は婆ちゃん達だけです。」
あ！成程！
遺産目当て
母「少しだけでいいの、お金援助して？たった1人のお母さんなのよ？」
友「お前は母親じゃねぇ。浪費癖さっさと直せば？
行こう、翔」
「おう」
友がハッキリと言ってくれたおかげで俺もスッキリ
兄貴達の所に向かった
「智にぃ！雅にぃ！」
智「遅かったね〜って…友君？」
雅「友君じゃん！」
「同じクラスだった！席隣だった！」
友「ご無沙汰してます。突然居なくなってすいませんでした」
智「元気そうで良かったよ」
雅「翔の事よろしくね？」
友「はい！こちらこそ！」
「俺達もう部活しさ決めてんだ！」
友「サッカー部です」
「レギュラー目標！」
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年4月22日 0時
