続・地獄の沙汰も貴方しだい【鬼灯の冷徹】

惑わせたい、今日この頃 ページ7

少し落ち着けるようになった鬼灯とAは、久しぶりに閻魔殿の中庭で昼休みを過ごしていた



あ「小判ちゃんの記事のおかげで、やっと質問攻めから解放されましたねー」


鬼「そうですね。私の所には、それほどでしたが…Aは常に取り囲まれてましたもんねぇ」


あ「みんな、鬼灯さんにぐいぐい行くと、金棒で殴られるって思ってたんですよ！きっと！」


鬼「まぁ、するかもしれませんが……Aだって、時間の問題だったでしょう？」


あ「私は鬼灯さんと違って、そんなことはしませーん！」


鬼「……サタン王の鳩尾に、ボディブローしたのは何処のどなたでしたっけ？」


あ「うっ！！……あれは、成り行きといいますか……」


鬼「私はAのそういう所、可愛いと思いますがね」



そう言いながら頭を撫でられ、火照る顔を隠そうとAは下を向いた



━━何で、急に……そういうこと言うかな？




鬼「あと…そうやって、直ぐ顔を赤くするところも可愛いですねぇ」



顔を見られないよう俯いていた所を、至近距離から覗き込まれ


━━とりあえず、何とか顔を隠したいっ！


その一心でAは、目の前にあった鬼灯の胸に顔を埋めた



あ「…………これで顔は、見えませんね」

鬼「顔は見えませんが…色々と逆効果ですよ」



そのまま背中に腕を回され、Aは鬼灯の腕の中にすっぽりと収まり……


そして、そのまま昼休みを過ごす事になった

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