小判の独占スクープ！ ページ6
小「はぁぁ〜、やってられニャーな」
小判は大きなため息をついた
原因は、もちろん鬼灯とAの噂である
噂の主が閻魔大王の第一補佐官と第二補佐官とあっては普段、噂話になんて見向きもしない報道部の連中もスクープを狙って忙しそうだ
テレビで報道中の経済ニュースには、渦中の二人が映っていた
ぼんやりと画面を見つめる
━━わっちも噂の真相ってやつを、確かめに行くとするかにゃ
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鬼灯が閻魔殿の廊下を歩いていると、廊下の向こうに見知った猫又の姿を見つける
鬼「こんな所で何をしているのですか？」
小「いやぁ、この度はおめでとうございます……ところでA様は？」
鬼「貴方もですか…取材ならお断りします」
険しい表情で、小判を見下ろす鬼灯の背後からパタパタと廊下を走る足音が近付いてきた
あ「鬼灯さーん、待って下さい………って、小判ちゃん！久しぶりー！」
小「A様、久しぶりでさァ」
鬼「お二人は顔見知りでしたっけ？」
あ「小判ちゃんとは、茶飲み友達ですよー！」
前に取材に行って以来、小判はたまにAの元を訪れていた
そして一緒にお茶を飲みながら、他愛ない話をするのが楽しみになっていたのだ
小判がAに撫でられ喉をゴロゴロ鳴らしている様子見て、鬼灯は不思議な組み合わせだと小首を傾げた
小「今日はぜひ、お二人に噂の真相について独占インタビューさせてもらえにゃいでしょうか？」
鬼「お断りします」
小「そう言わずに、忖度してくださいよ〜」
鬼「流行語を使っても、駄目なものは駄目です！」
あ「鬼灯さん、本当に駄目ですかー？
正直、どこに行っても質問攻めにあって…仕事がはかどらないんですよ！
もういっそ、記事にでもしてもらった方が良いんじゃないかと…」
小判は鬼灯に近付き、小声で話しかけた
小「派手に記事にした方が、A様に付く悪い虫も減るんじゃないですかぃ？」
鬼「それも…そうですね」
小「それじゃあ、許可って事で良いですね？」
鬼灯は少し考えた後、口を開いた
鬼「仕方ないですね…許可しましょう」
お「わぁ！小判ちゃん、良かったねー！
鬼灯さん、ありがとー！」
少々、後ろ暗い取引があった事を知らないAに良い笑顔を向けられ
鬼灯と小判は、少しだけ良心が痛んだとか、痛まなかったとか……
小判の独占インタビューが掲載された『三途之川』は、創刊後一番の売り上げとなったらしい
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百花(プロフ) - ひぐらしさん» ありがとうございます！少しでも息抜きになっていれば嬉しいです。受験、頑張って下さいね(*^_^*) (2018年1月29日 12時) (
レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひぐらし - 受験勉強の合間に読んでいます。面白いです。これからもがんばってください! (2018年1月29日 2時) (レス) id: e56a4ed640 (このIDを非表示/違反報告)
百花(プロフ) - メーメー羊さん» 修正しましたー！教えていただいてありがとうございます！勢いで書くと誤字脱字が増えて駄目ですね(>_<) (2018年1月20日 15時) (レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
メーメー羊 - 鬼灯様が投げたカカオを実況する獄卒の台詞が「150キロはてでる」になってませんか？これからも頑張ってくださいね♪ (2018年1月20日 14時) (レス) id: 83f4e31a93 (このIDを非表示/違反報告)
百花(プロフ) - メーメー羊さん» 受験お疲れ様です！インフル、ダメ、絶対っ！！ですよー(>_<)そういう私も喉が痛い！ (2018年1月17日 17時) (レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百花 | 作成日時：2017年12月3日 14時
