こんな地獄もあるかもしれない ページ39
サタンのたくらみにより、紆余曲折あったものの
晩餐会はつつがなく開催された
リ「ねぇ、お食事の後、一緒に夜のお散歩に行きましょう！」
コース料理最後のデザートを口に運びながら、リリスはAに笑いかけた
あ「楽しそうですねー！鬼灯さん、時間は大丈夫ですよね？」
鬼「ええ、私もご一緒しても？」
リ「もちろんよ！三人で行きましょう！」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リリスのお気に入りの散歩コースを、一時間ほど散策した頃
ポツリ、ポツリと空から落ちてきた雫がAの頬を濡らした
あ「えっ？、、雨？？」
リ「年に何回か嵐みたいになるのよ」
鬼「早く、戻った方が良さそうですね」
急いで戻ったものの、雨はどんどん激しくなり
サタン城に戻った時には、三人とも濡れ鼠のようになってしまった
城の入り口で待っていたベルゼブブが、タオルを渡しながら口を開く
べ「この天気じゃ、飛行機も飛ばない。今、部屋を用意させているので、泊まっていくと良い」
鬼「ありがとうございます」
リ「それならAちゃんは、私とお風呂に入りましょうよ！最近、広い浴場を作ってもらったの！」
リリスは嬉しそうにAの腕を引き
最近ベルゼブブに頼んで作らせた、浴室へ連れていった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
浴場で冷えた身体を温め
用意されていたパジャマに着替えるとAは、ゲストルームへ案内された
あ「わぁ〜！部屋広ーい！」
贅沢な作りのツインルームに、思わず感嘆の声をあげる
見るからにフカフカのベッドが非常に魅力的だ
Aは、少し考えた後
あ「ひゃっほーーーう」
ベッドの一つに向かって思い切りダイブした
あ「うーーーん！きもちいーーーい！」
ゴロゴロと転がりながら、フカフカのベッドを満喫していると
『カチャリ』と扉を開けるような音が聞こえる
不思議に思ったAは首を上げ、音のした方を振り返った
Aの視線の先には
腰にバスタオルを巻いたまま、タオルでわしわしと髪の毛を拭いている鬼灯の姿
あまりの出来事に、Aはベッドの上でフリーズした
髪の毛を拭き終わり、Aの存在に気づいた鬼灯も、同じく一瞬フリーズした後
そのままバスルームへと戻っていく
その直後
あ「えぇぇぇーーーーーーー！！！」
ゲストルームにAの叫びが響きわたった
こんな地獄もあるかもしれない(２)→←サタンのたくらみ(３)
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百花(プロフ) - ひぐらしさん» ありがとうございます！少しでも息抜きになっていれば嬉しいです。受験、頑張って下さいね(*^_^*) (2018年1月29日 12時) (
レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひぐらし - 受験勉強の合間に読んでいます。面白いです。これからもがんばってください! (2018年1月29日 2時) (レス) id: e56a4ed640 (このIDを非表示/違反報告)
百花(プロフ) - メーメー羊さん» 修正しましたー！教えていただいてありがとうございます！勢いで書くと誤字脱字が増えて駄目ですね(>_<) (2018年1月20日 15時) (レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
メーメー羊 - 鬼灯様が投げたカカオを実況する獄卒の台詞が「150キロはてでる」になってませんか？これからも頑張ってくださいね♪ (2018年1月20日 14時) (レス) id: 83f4e31a93 (このIDを非表示/違反報告)
百花(プロフ) - メーメー羊さん» 受験お疲れ様です！インフル、ダメ、絶対っ！！ですよー(>_<)そういう私も喉が痛い！ (2018年1月17日 17時) (レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百花 | 作成日時：2017年12月3日 14時
