コード・ブルー 〜アネモネ ２〜 完結

54 繋がった心 ページ6

藍「俺も同じ気持ちだ」

「同じって？」

こんどは私が手を耕作の首に回して

「ちゃんと言って」

と彼の耳元で囁く


藍「…俺もAが好きだ」

小さくそう言って 照れ隠しのように もう一度キスをし

それから何度も アルコールの味がする口で 絡めあった


藍「もう俺の前から突然いなくなるのはやめてくれ。なにがあっても俺は離れないし、見捨てない。２人のことを２人で決めて同じ道を歩みたい」

「もう離れない…もう耕作を失いたく無い」



藍「もう一回俺と付き合ってくれるか？」




「お願いします」



それから夜も更けてると言うのに若い頃のように何度もお互いを確かめ合い

再会してすぐしたときと また違う

愛しい そんな気持ちが溢れるように愛し合った



藍「もう家は決めたのか？」

「まだ、耕作と同じマンション借りよっかなー」

藍「一緒に住むか？」

「え、いいの？」


お互い絶頂を達し 生まれたままの姿で
横になり手を絡めあってそんな話をする


藍「当たり前だろ」


そう言うと私の上に跨り 優しく 口をつけた






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

あれから数日が経ち、耕作との生活が始まった


「あ、今日灰谷先生復帰だよね」

藍「そうだな」

「あんまり冷たい言葉かけないでね…」

と言い２人で家を出て翔北へ向かう




灰「おはようございます！！！」

「おはよう」


灰谷先生が来るまで皆普通にしようねと話したのはどこいったのか

皆 腫れ物を扱うような 目で見て 返事をしてる


藤「なあ あれヤバいよね〜」

冴「余計なこと言わない！」


灰「あ！僕外来に来ていた男の子診て来ます！！」

緋「あ、そのバンド中につけるやつだから」

灰「はい！！！！」


これは空元気ってやつか…ヤバい予感しかしないな





.

55 問題発生→←53

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す