コード・ブルー 〜アネモネ ２〜 完結

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「こ、さ…く」

横「！…A先生、横峯です！」


暖かな手が私を握り

何度も何度も名前を呼ばれたそんな気がして、

あー目を覚まさなくちゃと、、

そこには必死な顔をした横峯先生と、今にも大号泣しそうなはるかが見えた


私、まだ生きてるんだ



「２人とも、顔…怖いよ、、そんな、、顔で治療してたら患者さん違う意味で泣いちゃう…」


横「…だって、、」

「救命に戻った日、フェロー使い物にならない。って思ってたのに、成長、した、ね…」

横「やめてください…これからも私の成長見てください！！」

「そ……う、だね」

冴「サチュレーション下がってます！！！」

「、、もう、、ダメかな…？」


あーまただ。また意識が飛んでいっちゃいそうで

それもありかなって

そしたら あの子に再会して強く抱きしめてあげられるな



冴「バカ！！なに気抜いてるの！また藍沢先生を置いていく気！？子どもの所に行こうなんてバカな考え許さない！あの子の分まで強く生きるんでしょ！！」


フェロー時代 医者と看護師 と言う立場抜きで言いたいこと言ってよ

なんて言って、ものすごく まくし立てられた時を思い出した


「はるかの バカ って久しぶりに聞いたな…」

フフっと笑うと、また泣きそうになりながら手を動かしてくれた


消「こちらです！」


藍「A！！！！！」

「仕事中は…名字で、、よ、ぶ…や、くそ、くでしょ？」


耕作が息切れしそうなくらい走って私の頭元に座った


藍「おい！！しっかりしろ！まだ俺、お前とやりたいこと沢山あるんだ…」


「耕作、…ずっと愛してる、、直接言えて良かった……生まれ変わりが本当にあるなら、私はまた耕作に会いに行く…から」



ごめん、耕作…私もう……



藍「お願いだ！目を覚ましてくれ！！生きてくれ！！…ショックだ。アルブミンあるだけ入れてくれ。」

冴「はい！！」



穏やかな風に揺られ、すごく心地いい。

あーこれは私が彼と初めて出会った日だ


初めてキスした日、初めて愛し合った日



"耕作なんてもうしらない！"

大雨の中、初めて大げんかした日




───ママ、


誰？

───まだ来ちゃダメだよ…パパ悲しんでるよ

え……？


───ねぇ、私の分まで強く生きるんでしょ？約束破らないでよ




"カッコいい先生をしてるママが大好きなんだよ？"



優しく、そして可愛らしい声の持ち主は

私をママと呼び、



ほら、行って？パパが待ってる────────



と言った。


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