コード・ブルー 〜アネモネ ２〜 完結

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冴「血圧下がりました！！…藍沢先生！」

藍「分かってる！…クラッシュシンドロームだ……次は蘇生できるか分からない」

冴「…藍沢先生、お願いします…」

藍「あぁ…切開セットくれ」


クランプした…これで、ＶＦにはならないが、早く搬送しないと、意味がない…


藍「２時間以内に病院に搬送して、血流を回復させないと 足は残せない」


エアジャッキが来ない、階段も不可能

…刻々と時間が迫っている

冴島も俺も焦りが出始めている…


藍「そろそろ…時間がないな」

冴「レスキュー急いでください！！」



消「エアジャッキ来ました！作業再開します。」

藍「救出までどれくらいですか？」

消「20分から30分です」

冴「そんな……搬送考えたら、、もう」

藍「冴島、瀉血する。」

冴「で、も…だいぶ血圧下がってます。体内の血液量が…」


リスクはある。でも、俺はこいつを助けると言った。
やれる事は、全てやる。


藍「足に血流が一時的にでも戻れば

あと１時間は稼げる。


理論上では…いけるはずだ」


A大丈夫。ずっと昔に、お前の事は俺が守ると決めたんだ。

離れてた年数がなんだ？俺の前から消えた？


違う。消えてなんかない、

だって、ほら。ここに、俺の目の前にお前がいる。

７年なんて人生で考えればごくごく短い時間だろ？



子どもの所に行くなんて、俺もあの子も許すはずないだろ？

───あの子が命懸けで守ったお前の命───

今度は俺がお前を…助ける番だ






藍「こちら翔北ドクターヘリ。患者情報伝えます。30代女性、クラッシュシンドローム
頻脈はあるが橈骨は触れてきた」




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