中二病のヒロインは一番隊副隊長【銀魂】② (ページ23)

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第七十訓着信履歴をたくさん残すなら留守番電話に用件を入れた方が手っ取り早いページ23

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銀「おい…なんでお前がここに居んだよ。やっぱあれか？俺のことストーキングしてんだろ！」

『銀時殿もサボりですか？あっ…サボりたくても仕事がないんでしたねごめんなさい。』

銀「サラっと人の心えぐってんじゃねーよ。」

銀時が医者から許されている週に一度の糖分摂取のため団子屋に行くとあおなが団子を食べていた
文句を言いながらあおなの隣に座る銀時

『文句を言いながらも隣に座るなんてほんと銀時殿は照れ屋さんですね。』

銀「すみませーん！隣の人お勘定みたいでーす。」

『友達っていいですね！こうやって一緒にお団子食べてくだらない話して。やっぱり持つべきものは無職の糖尿天パですね！』

銀「中二病のストーカーと友達になった覚えねーよ。」

『銀時殿が覚えてないだけで私達はもう友達ですよ。』

銀「お前の思考回路が怖ぇよ！友達ならもう愉快ヤツらが居んだろ。」

『友達じゃないです。』

銀「即答かよ。あいつらが聞いたら悲しむぞ。」

『友達じゃなくて家族ですかね。』

銀「ふ～ん家族ねぇ…。」

『銀時殿も新八殿や神楽殿は友達と言うより家族の方がしっくりきません？』

銀「……そーいや新八がそんなこと言ってたっけな。」

『私も近藤さんが言ってました…俺達はもう立派な家族だって。』

どことなく嬉しそうに話すあおなを見て
この前の星海坊主との会話を思い出す銀時

銀「(こいつ親の顔覚えてねぇっつってたが…それになんで女禁止の真選組にこいつが…？)」

『どうしました？』

銀「あぁ？あぁ……お前…」

山「あおなさーーん！やっと見つけた！副長が探してましたよ！」

血相を変えた山崎がダッシュでやってくる
あおなが“えぇー”と言いながら携帯を開いてみる

『えっ？うわ…見てください！着信履歴50件！怖すぎません？これ絶対今帰ったら殺されるやつですよ！』

山「今帰らない方が確実に死が待ってるよ！」

『えぇー帰りたくない。』

山「反抗期の娘みたいなこと言ってないで今すぐ帰ってください！サボってたこと内緒にしておきますから！」

『ほんとですか？！ジミーの神様！今度アンパンお供えしますね！』

あおなが残りの団子を口に詰め込み走ることもなくゆっくりと屯所へ帰っていく

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